警察キャリア官僚の竜崎が主人公。官僚らしく出世第一で、家庭を顧みずに国家のために働く姿は一般人が官僚に持っているイメージだろう。とても良い印象には思えない。竜崎は警察庁の総務課長の立場で、警察内部の調整やマスコミとのインタフェースとなる。その中で連続殺人事件が現役警察官が関与していることが分かり、警察幹部は保身に走る。同時に竜崎も息子がヘロインを使用しているところを見つける。竜崎も保身に走ろうとしたが、原理原則を貫き通す。竜崎を含めたキャリア官僚の鼻持ちならない言動で嫌な気になるが、最後は竜崎の正義の行動が気持ち良い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年2月22日
- 読了日 : 2022年2月22日
- 本棚登録日 : 2022年2月20日
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