幼年期の終り

  • 早川書房 (1979年3月31日発売)
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本棚登録 : 969
感想 : 82
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映画「インデペンデス・デー」を彷彿とさせるオーバーロードの登場。他の星系から来たオーバーロードはOver Lordのことで、神を越えた存在を示す。人類はオーバーロードに友好的に支配され、ユートピアを築く。そして、人類は幼年期を終えて次のステージに進む。次への移行期間は80年ほど。生物の進化としては極端に短いが、個々の人類の寿命を考えると、世代交代がおこるほどの長期間である。私は劇的な変化に人類が遭遇したと考えた。とても壮大な物語で、次に進むためのきっかけや、その後の人類の姿がたっぷりと描かれる。将来の事件を予言されたようで、なにやら恐怖まで感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年6月3日
読了日 : 2020年6月2日
本棚登録日 : 2020年5月27日

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