国境 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2003年10月15日発売)
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本棚登録 : 609
感想 : 74
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2001年初版。疫病神シリーズは過去に2冊読んでいます。本作以外ですがドラマ・映画も観ました。解説も入れると850ページになろうとする長編。イメージとしてはスポーツ新聞に連載されているような若干下衆で暴力的な作品ではありますが、イケイケのヤクザ桑原と如何わしい建設コンサルタント二宮の悪を悪が裁くストーリー展開が面白く、テンポのいい大阪弁(ガラはよろしくないですが)に、ドンドンと読み進めます。北朝鮮の現状を描くシーンには、気持ちが重くなります。読後に心に残るものは少ないんですが、スカッとさせてくれる娯楽作です。北村一輝さんと濱田岳さんコンビでの映像化を希望します。ただ、北朝鮮が絡む作品だから難しいでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本 日本
感想投稿日 : 2023年6月3日
読了日 : 2023年6月3日
本棚登録日 : 2023年5月13日

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