保育園義務教育化

著者 :
  • 小学館 (2015年7月1日発売)
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感想 : 152
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ワイドナショーで知った古市さんの本。ワイドナショーでも仰っていた内容に興味を持って。
内容はそこまで深くないが、テレビの印象と同じように、思った事無邪気に言ってる風に、思ってちょっと言いにくいような事も当たり前にさらっと書いてある。
お母さんのこと。それは当事者が言うとヒステリックに捉えられて説得力がなくなってしまう。こうして客観的な立場の人が冷静に言ってくれる事がどれだけありがたいことだろう。本当に国は女性をなんだと思ってるんだ、とずっと思っていたのでそうそう、と頷きながら読んだ。第二子がほしくたって、また働きたくたって、本当に本当にハードル高いんですよ。それでいて教育費やらの不安だけは煽られて。
こんな社会になればいいけど、自分には間に合わないな…と残念。
本書は問題提起で終わっている部分もあったけど、本気にならないおじさん達に会う機会多そうだからもっともっと声を大にしていってほしい。
実際親になってなんて肩身が狭いんだと思うことたくさんある。つい見えている世界が狭くなって、目の前の違うものを攻撃しがちだが、そもそもそんな戦い起きないようにしちゃえばいいじゃん、というのは少し冷静になれるきっかけをもらった気がする。そもそもを解決すれば育休の人は保育園出されるとかも全部解消されるのに。お金の使い所考えてほしい。
5章はちょっと毛色違って?でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクションなど
感想投稿日 : 2015年7月25日
読了日 : 2015年7月25日
本棚登録日 : 2015年7月29日

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