リストランテ アモーレ

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2015年4月1日発売)
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本棚登録 : 534
感想 : 99
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目黒駅から少し離れた路地にある小さなリストランテ「アモーレ」は、イケメンシェフ・杏二と、姉の偲の瀬尾姉弟の店。
とびきりの料理と杏二目当てのお客が今夜も訪れる…

瀬尾姉弟と、「アモーレ」を訪れる男女たちひとりずつが語り手となって、ある日のメニューの味わいとともに心の動きを語る連作短編集。


『静子の日常』が読みたくて図書館で探していて目についた。井上荒野さん、これが初読。

うん、料理は美味しそう。
あいにくまったくご縁のない、想像もつかない高級食材と繊細な料理は、杏二の奔放な欲望が料理の形になったかのように、刺激的に煽情的に描かれる。

けれど、杏二にも偲にも、他の登場人物の誰にも気持ちのピントが合わず、よくわからなかった。
何となくハッピーエンド?な終わりになって、杏二の謎の電話相手のMも登場するけれど、そのこともしっくりこないままだった。

うーん。
もう一冊は読んでみて、相性が合うかどうか見極めてみようかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内作家
感想投稿日 : 2020年11月8日
読了日 : 2020年11月8日
本棚登録日 : 2020年11月8日

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