陰陽師 鳳凰ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋 (2000年6月26日発売)
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本棚登録 : 416
感想 : 43
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この頃はまって読んでいる陰陽師です。

道満殿と晴明の対決が面白かったです!
狐と狸の化かしあい、みたいな。
真に受けて心配する博雅が良い奴だな~と。

個人的には萩と直平の話が好きです。
諸行無常。でもその前に直平殿はせめて萩を弔ってあげたらよかったのではないかと思わなくも内のですが…

ちょっと前に京極夏彦を読んだとき、鬼とは何だ?と言う鬼の定義がありまして。鬼は人を喰うのだ、と言う定義にああ、なるほど、と思ったのを覚えております。人ではないが人であり、人には出来ぬことを為すもの。人間の言葉の定義と言うものがこの人間の世の理を創っているのだ、と言う晴明の説明はもっともに思うのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2011年7月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2011年7月22日

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