イギリス、ドイツ、アメリカの近代以降の租税論通史の本。ホッブス、ロックにはじまり ニューディール政策、現代の国際租税回避まで、わかりやすく説明されている。それぞれに ドラマがある
個人の所得に応じた累進課税による所得税、消費(支払能力)を反映した内国消費税、富の再配分としての相続税、独占企業政策や個人所得税の補完としての法人税 、戦時の異常税率などの導入経緯、根拠、歴史的変遷を記述
次の論述と税金との関係性を整理することから 始まる
*ホッブスやロックの国家論
*アダムスミスの国富論
*ヘーゲルの市民社会の原理
ドイツ租税論(シュタイン、ワグナー)
*個人と国家は運命共同体
*納税=個人の義務
*日本は ドイツ租税論を導入
ニューディール租税政策
税金は 単なる財源調達手段としてでなく、所得や富の再配分、独占企業のコントロールなど 政策手段としても 用いている
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- 感想投稿日 : 2018年7月25日
- 読了日 : 2018年7月25日
- 本棚登録日 : 2018年7月25日
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