不況のメカニズム: ケインズ「一般理論」から新たな「不況動学」へ (中公新書 1893)

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  • 中央公論新社 (2007年4月1日発売)
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新古典派とケインズの主張の比較をし、ケインズの矛盾点があればそれを指摘し、解決案をしている。なぜ不況になるかを論証している。完全雇用環境でなければ、消費不足が不況に引き起こすという。なぜ消費不足になるかといえば、経済の先行きへの不信である。その克服には世代交代が必要だという。公共投資、税金による失業者救済などの効果も論証している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月11日
読了日 : 2011年5月31日
本棚登録日 : 2018年10月11日

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