システム思考という言葉は初めて触れるものであったが、物事の見方の一つとして勉強になった。
森羅万象の振る舞いは意図的かそうでないかに関わらず、フィードバックループであったり、支配のシフトによって決定されている。そして、例えばシステムの中の人を別の人に置き換えても、そのシステムの構造が変わらなければ同じ振る舞いをする。我々はシステムの一部しか見ておらず、本来の姿は正しく見えていない。(また、見ようとしていない。)
このような点は、納得のいくものであった。鋭い洞察であると感じる。
巻末には付録として、書籍で述べられていることがまとめられており、後からの参照性も高い。
システムを形作る要素とシステムをあぶり出すための視点やパターンがまとめられており、物事の見方の知識が欲しい人にオススメしたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
自己所有
- 感想投稿日 : 2015年3月27日
- 読了日 : 2015年3月27日
- 本棚登録日 : 2015年2月27日
みんなの感想をみる