孫子 (岩波文庫 青 207-1)

著者 :
  • 岩波書店 (2000年4月14日発売)
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本棚登録 : 3593
感想 : 226
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名前が全力で独り歩きしがちな、孫子の兵法です。

兵法と聞くと、戦争を知らずに生まれた私の世代含め門外漢のように聞こえますが、その実、兵法書だけではないことが読むとわかります。

勝負の世界。勝ち負けがある領域に当てはめると、孫子(もしくはその子孫の孫臏が書いたとも言われていますが)の言い分が自分の置かれた立場にしっくりと当てはまるのです。

人が勝敗を知るのはいつなのか?
勝つチームと、負けるチームは勝負の前の考え方が違う。
組織がうまく行かない6つのポイントは・・・
兵士と接する時には「  」と接するように扱う。

うーん、なるほど。ビジネスコンサルティングの皆さんが、ドラッガーや、カーネギーと並べて、孫子を引用する理由がわかります。

仕事や生活はある意味、戦争。そう思って読みすすめると、学べることが多い1冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典
感想投稿日 : 2021年4月3日
読了日 : 2021年4月17日
本棚登録日 : 2021年3月27日

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