ソロモンの偽証 第III部 法廷

著者 :
  • 新潮社 (2012年10月11日発売)
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本棚登録 : 5114
感想 : 753
5

全編一気読みでした。
宮部みゆきさん天才すぎる。

圧巻の心理描写で、
この分量をあっという間に読ませる。
登場人物たち全員の心の動きが読めて、
最初と最後ではもつ印象が全く違う。

藤野涼子も、野田くんも、神原くんも。
井上くんも、ヤマシンも。
三宅さん、浅井さんも、大出くんも。
柏木くんも。
みんな、必死な中学生だった。
真実を見つけようと努力した、中学生だった。


物語冒頭から撒かれていた伏線は
とっくにある1人を指していたけれど、
語られる真実があまりに苦しくて、終盤は号泣。
柏木くん、やっぱり死んだらいけなかった。
殺しちゃいけなかったよ。
生きて、謝って。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年12月30日
読了日 : 2021年12月30日
本棚登録日 : 2021年12月23日

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