著者は2005年2月にガンで亡くなっている。『天国で君に逢えたら』の続編で、内容を把握しているだけに入り込みやすく、何度か涙してしまった。印象的だったのは、「『頑張れ、頑張れ』という他の奴らは全くむかつく。そういうことを言う奴は、そいつが俺に死んで欲しくない、まだ友人の死を受け入れる準備が出来てねぇっていう自分の我が儘言ってるだけだって、この闘病から知ったからな」。もしかしたら、私も様々な状況で「頑張れ」という言葉を誰かに使って自己満足している時はないだろうか、とふと思った。
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- 感想投稿日 : 2006年3月9日
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- 本棚登録日 : 2006年3月9日
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