面白くて一気読みしてしまった。流石清澄先生!
兄が無実の罪を着せられた事は気の毒だけど、依頼を断った弁護士を逆恨みするのはお門違い。弁護士からしたらタチの悪い女に関わりとんだ災難。おまけに真犯人はお咎めなし。
解説では事勿れ主義に対する批判であろうと述べているが、むしろ不条理を謳っている気がする。
無実の罪を着せられるのも、タチの悪い女に絡まれるのも、人の世の不条理。世の中公正には動いていない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本のミステリー
- 感想投稿日 : 2018年1月14日
- 読了日 : 2018年1月14日
- 本棚登録日 : 2018年1月14日
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