読み始め…16.7.14
読み終わり…16.7.15
高校二年の夏。同級生たちが優秀な新入生たちに焦りを覚えるなか、サトルは音楽家である祖父からの薦めでドイツで学ぶ機会を得ますが――
中だるみの高ニ。誰でにも、どこにでもあるものですね。。男子にも女子にも。
ドイツでの学びにはドイツ語もわからないまま自分をどう表現し、先生にはどんなふうに思われているのかをわからずにいるもどかしさと恥ずかしさに落ち込む様子が痛いほど伝わってきます。著者さんご自身の体験されたことを元にしたストーリーであることが伺えるいくつかの場面のなかの一つのようで心情がリアルでした。
場面は違っても、似たような経験のある読み手にもできれば思い出したくない澱んだ空気のなかに呼び戻されて苦い匂いを嗅がされているようで....。
だけどあの子はいけないよ、サトル。Ⅰの出会いのときからだめだめ...とどうしても賛成してあげられない自分がいました。親目線だからなのでしょうか....。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月20日
- 読了日 : 2016年7月15日
- 本棚登録日 : 2016年7月27日
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