タダ読み(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ
かつて神童とまで呼ばれた少年ピアニスト有馬公生(14)だったが、スパルタママの死後いっさい演奏ができなくなって(しなくてもよくなって)表舞台から退場し鬱々の2年が経過している今。ふとしたことで知り合ったバイオレンスでエキセントリックなバイオリニスト少女・宮園かをりに懇願(脅迫)され、彼女のコンテストの伴奏者としてふたたびステージに上がることになるまで、を描いたこの第1巻。
ベッタベタな、悩める天才ピアニストもの(+難病もの)。
類作をいったいもう何作見てきたことか。
が、まあこういうテンプレストーリーを照れなく素直に真正面から描けることもまた一つの才能なんだろう。
葛藤・煩悶・友情・恋・情熱・努力・挑戦・研鑽等々、一切合切の王道要素をてんこ盛りに盛り込んだ、これぞ青春ドラマのお手本といった快作になってる( ´ ▽ ` )ノ
ピアノものじゃないけど、(主人公のキャラ造形からして)「3月のライオン」ライト版っていったところ。
同作者の「クラマー」がイマイチ自分の感性に合わなかったし(本作もギャグ絵の入れ方等 肌に合わないとこは多々ある)、お涙頂戴ものも大嫌い。事前にかなり偏見をもって臨んだんだけど、抵抗なくスラスラ面白く3巻読み通せたのが少々意外だった。
たぶん実写版(広瀬すずチャン主演)、見たことあるような気がする。ぜんぜん覚えてないけど、ピアニカ演奏シーンを見たら薄らぼんやり記憶が蘇った。改めて調べてみたら、有馬公生役はやっぱり山崎賢人か——漫画実写化っていったらもうこのコンビ(+橋本環奈でトリオか?)以外 日本映画界には選択肢がなくなっちゃってるな(>_<)
(以下続刊)
2021/08/26
#2291
- 感想投稿日 : 2021年8月27日
- 読了日 : 2021年8月27日
- 本棚登録日 : 2021年8月23日
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