グーテンベルクからグーグルへ―文学テキストのデジタル化と編集文献学

  • 慶應義塾大学出版会 (2009年9月25日発売)
2.56
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (3)
本棚登録 : 127
感想 : 10

とくに俺のような高卒とかは、まずあとがきから読むこと。
そうすると、編集文献学というなんかよくわかんない分野があって、この本はそれについて書かれていることや、日本のアカデミズムな方たちでさえその分野に疎いし、この本を翻訳した人もカフカが専門でコンピュータとかはちょっと…って人なのに嫌々翻訳してるということがわかる。
そこまで敷居が下がってから読むとすんげぇ面白いし、翻訳した人の腕がすごい本。特に全編にわたって「文章」と訳さずに「テキスト」ってカタカナ表記にしてることとかで、原著者の意図したものが伝わってきてる。たぶん。前述のとおり俺高卒だからよくわかんないけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月23日
読了日 : 2012年4月23日
本棚登録日 : 2012年4月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする