この本をもう1・2年早く読めていたら過去数年の私の葛藤は少し気が楽になっていたかも。そういう意味で、「産む」ということを考えている、あるいは妊娠中/育児中の仕事を持つ女性にお勧めの本。
かといって、これを読んで当事者の実際問題が解決するわけではないが。解決のためには、パートナーや企業・行政など周りの関係者がこれを熟読することが大事だと思う。
ただし、さらっと読むと結局女性は女性であることを意識して女性のための仕事を選ぶべきよね、という結論に飛びついてしまうかもしれない。それは、筆者の本意ではないと思うので注意したい。とはいえ、マッチョ志向の女性が何も考えず産む・育てるを前提にしない職場・職業を選んで結局他よりも離職率が高くなる、というのは自分も身に覚えのある話。もう過去の自分は変えられないのだから、未来志向で今後職場をどう変えて行くか、リターンマッチはどうすればいいか、今後も筆者と一緒に考えて動いて行けたら、と思った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年6月23日
- 読了日 : 2015年6月23日
- 本棚登録日 : 2015年6月23日
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