1971年、オーストリア国境に近いハンガリーの町ショプロン生まれ。ドイツ語を話すマイノリティの家庭で、ハンガリー語・ドイツ語の二か国語を母語として育つ。ベルリンの壁解放後の1990年にドイツに移住、フンボルト大学で演劇学とハンガリー文学を修めたのち脚本家の修練を積む。デビュー作の短篇集『奇妙なマテリアル』(1999年)中の一篇でバッハマン賞、初の長篇『日々』(2004年)でライプツィヒ・ブックフェア文学賞、長篇三部作の長大な第二作『怪物』(2013年)でドイツ書籍賞など、多数の文学賞を受賞。さらに2018年、作家としての活動に対しドイツ語文学の最高賞であるビューヒナー賞が与えられた。本作『よそ者たちの愛』もブレーメン文学賞を受賞している。ハンガリー文学のドイツ語翻訳者としても高名。 「2020年 『よそ者たちの愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」
テレツィア・モーラのおすすめ作品のランキングです。
感想・レビュー