なぎさんの感想
2012年8月26日
パパは海へおでかけ。 アイダは、あずまやで過ごすママのかわりに あかちゃんのおもりをいています。 しかし、アイダが目を離したすきに ゴブリンたちが、あかちゃんをさらっていってしまいます。 ゴブリンのたくらみに気づいたアイダは ひとりで、あかちゃんを取り返しに向かいますが… 『オン・ザ・ライン』関連。 センダック特有の細かいタッチで描かれたお話は確かに、何か風刺しているようで…なんか、ゾクゾクしてコワい感じ。 「あずまや」にいる母親に頼ろうともしないアイダ 父親からの手紙も、そんなアイダ宛てで父親すらも母親をあてにしていない(むしろ、アイダにみてほしいという)ことがわかります。 この絵本がクリスティの『オリエント急行殺人事件』と同じ根っこというのも興味深いです