Extremely Loud and Incredibly Close

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780141025186

感想・レビュー・書評

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  • ずっと続いていたらいいのに、と思うような「冒険」ってあるよね。
    例えば、亡き父の謎を解明することとか。
    毎日、何十回もの出会いをするとか。

    後は、この本を読むこととか

  • 世の中には理解できない理不尽なことや筋が通らないこともある、それでも生きてかないといけないっていうことをこんな小さいうちに学んでしまった主人公。映画の方でお母さんが”it doesn’t make sense”って言ってるところ、何度みても涙が出そうなくらい印象深いシーン。Jonathan Safran Foerに大ハマりした本で、理不尽なことがあるたびに思い出す本。本だけど写真がたくさん挿入されてたり文字が詰まりすぎて真っ黒のページがあったりと遊び心もあって物理的な本そのものも作品って思ったすてきな本。

  • 映画を観た勢いで借りちゃった。1ページ目を読んで、なんだかいける気がしたんだけど、いけるかな?

  •  細かい仕掛けが沢山ある(たぶん)ので何度か読み返さないとわからないことが多そう。例えば序盤の文具店?で、ペンの試し書きパッドに"Thomas Shell"という父の名前を見つけてオスカー少年は何かの意味を見出そうとするけど、実はそれが同名の祖父の手であったことが後に分かる、など。
     映画版はオスカー少年の一人称視点をとてもよく表現していたが、小説での核心的な要素を半分くらいばっさりカットしていた。それ自体はいいのだけど、この特徴的なタイトルの意味が全くわからなくなってしまっていると感じる。Incredibly CloseとExtremely Loudは小説中で頻出する表現で少年の口癖に近い。前者は主に話している相手との物理的な距離、後者は話し声や笑い声などに使われている。単純には、多くの人を訪ねて回った少年が彼らに抱いた感想、ということでいいような気がする。それに当てはまらず、かつ2つの表現が両方とも使われている箇所が一つあるけど、そこでのメタファーは余りに明白なので特に問題はないと思う。
     深夜に乗じて書いてしまう。9.11以後をどう生きるか、という"例の問題"、9.11以前の世界を第二次大戦後の世界として生きていた老夫婦、何以前だろうと何以後だろうと、そもそもこの世界をどうやって生きるのか、という少年、というふうに問題が重層化しているということになるのかな。

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