エーコの読みと深読み

制作 : ステファン コリーニ 
  • 岩波書店
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000002080

作品紹介・あらすじ

世界中の文学ファンを謎解き熱にまきこんだ小説『薔薇の名前』。だが人物のモデルや事件の意味など、あらぬ解釈が横行するに及んでは、作者として黙っていられない。古典やダンテ、『フーコーの振り子』まできわどい読み違いや、大間違いの実例をあげ、テクストと読者と作者自身とを、あやまてる深読みの悲喜劇から救う術を語る。ローティ、カラーらを向こうに回す傑作・連続講義録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読みたい。

  • 2/6
    経験的作者から切り離された「テクストの意図」について、モデル読者の解釈はどこまでをその範囲とすべきか。

    …うーん、過剰解釈でいいんじゃないかという意見は変わらず。

  • これはなかなか面白い!
    批評というもの、読みというものが
    日本では今だ大人気であるから
    それらに興味がある者は是非

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1932年イタリア・アレッサンドリアに生れる。小説家・記号論者。
トリノ大学で中世美学を専攻、1956年に本書の基となる『聖トマスにおける美学問題』を刊行。1962年に発表した前衛芸術論『開かれた作品』で一躍欧米の注目を集める。1980年、中世の修道院を舞台にした小説第一作『薔薇の名前』により世界的大ベストセラー作家となる。以降も多数の小説や評論を発表。2016年2月没。

「2022年 『中世の美学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウンベルト・エーコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×