つながりのコミュニティ――人と地域が「生きる」かたち

  • 岩波書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000014045

作品紹介・あらすじ

一人ひとりが持てる力を思う存分に発揮し、支えあい、楽しく、共に活き活きと生きる社会は果たして可能なのだろうか。さまざまな現場での活動を紹介しながら、人々が幸福に、心豊かに生きるための道を探る。

感想・レビュー・書評

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  • つながりと稼ぐを両立させることはできないか


    補助金前提のまちおこしはいつか食あたりをおこす

  • プロローグで本書のエッセンスが簡潔にまとめられれている。もっともっと「パーソナル・キャピタル」を活かして、地域のため、社会のために仕事をしていきたい。そう、お天道様に恥じないような仕事をしていきたい。

    「before PM5:15」も「after Pm5:15」も、生活の糧を得ている/得ていないの違いはあるにせよ、「パーソナル・キャピタル」を活かして、社会のため、地域のために、動いているのだ。地域が元気になること=自分の元気の源でもあって、それは自己実現でもある。今までもそうだけど、これからも同じように働いていくのだ。

    と、棚卸しました。

  • 地域活動の報告。目次に編集者の名前がないのが残念なのでここに記します。

    ゆるやかな地域自給圏ネットワーク構想「食の社」島根県雲南市 平塚伸治
    高齢化社会のまちを支える交通システム 住吉台くるくるバスの実践 神戸市灘区 土井勉
    富山型デイサービス始まる このゆびとーまれ 富山市 佐藤友美子
    バーチャルとリアルの相互関係による学びの輪の拡大 富山インタネット市民塾の実践 富山市 土井勉
    住民の手になる住み暮らす価値観共有の空間づくり 姉小路界隈を考える会 京都市中京区 平塚伸治
    だれもが主役、伝統と共存する「なら燈花会」奈良市 佐藤友美子
    元祖「さるく」でまちの魅力発見 長崎市 佐藤友美子
    アウトサイダーアートからの脱皮 アトリエインカーブ 大阪市平野区 佐藤友美子
    天満天神繁昌亭で再生する門前町 大阪市北区 平塚伸治
    アートを地域の希望に 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンアーレ 新潟県越後妻有地域 佐藤友美子

    外部から観察してまとめたものとしては、淡々としていてよい感じ。10年後に、どのように継承しているかが一つの鍵かも。
    活動、観察ともに、10年後を見据えていたかどうかが試されている。

  • 201209/

  • 前半は事例のレポートです。
    それぞれに取材に現地に出向いてリアルに見て、話を聞いたインタビューという感じです。面白いと言えば面白いけど、ふぅんという感じもちょっとあります。
    後半はそれぞれの軽い分析や考察などなど
    自分が目指していきたい方向性として「日常化」というものがありますが、この本にもずばりそのまま書かれていて、一時的なイベントの時代は終わったなと思いました。(でも世の中一時的なイベントの方があふれてるけど)

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著者プロフィール

■佐藤 友美子(サトウ ユミコ)
20代の頃、たまたま鮭を買った築地の鮭専門店に拾われ小僧として働き始める。
その後、切り身職人として修行を積み、30年を経て店を引き継ぎ店主となる。
その間、築地魚河岸の歴史に惹かれて聞き書き『築地――鮭屋の小僧が見たこと聞いたこと』(2018年・いそっぷ社)を著す。
鮭店の経営者となってからは、鮭を追いかけ古今東西、鮭を訪ね、鮭を捌き、鮭に学び、鮭を語り、鮭を料理し、鮭を食べる。
七転び八起きを続ける「小さな鮭屋」から見た昭和~平成~令和の「鮭」を本書に著す。

「2021年 『鮭とごはんの組み立て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤友美子の作品

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