宣長学講義

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000018180

作品紹介・あらすじ

それまで「ただふるきことをしるしたまで」の書にすぎなかった『古事記』は、本居宣長によって「神典」の位置を得る。それは、日本の言説における「日本」という理念の始まりでもあった。宣長の自伝的著作や「物のあはれ」概念を展開する歌論・物語論、『古事記』の注釈的研究『古事記伝』などの言説を分析し、宣長がひたすら「古えの道の学び」へ向う軌跡を鮮やかに描き出す。国学の方向を決定づけ、近代以降の日本の言説を呪縛しつづける本居宣長の思想の核心とは何か。宣長についての最善の入門書にして、著者の到達点を示す宣長学の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 「敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山桜花」という宣長の歌は有名すぎるほど有名だが、彼の思想についてはまったく知らなかったため、本書を読んでみた。漢文で書かれた古事記などの古文書から大和言葉を探索し、本来大和民族が持っていた文化、思想を再発掘した人であることが分かった。これにより明治から昭和初期にかけての思想統制社会の精神的支柱となって行ったことが理解できたが、浅学の私には理解しかねる原文が多く、もっとちゃんと教えてよといいたくなることも多々あった。 日本古典の読解力に自信があり、かつ宣長を知らない人におすすめしたい本である。

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著者プロフィール

1933年生。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科(倫理学専攻)修了。文学博士。大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長。専攻-日本思想史、倫理学。
主著:『江戸思想史講義』『宣長学講義』『徂徠学講義』『漢字論』『思想史家が読む論語』(岩波書店)、『伊藤仁斎の世界』『平田篤胤の世界』『方法としての江戸』『仁斎学講義』(ぺりかん社)、『はどう語られて来たか』『昭和とは何であったか』『「大正」を読み直す』(藤原書店)、『鬼神論』『歎異抄の近代』(白澤社)、『国家と祭祀』『とは何か』『和辻倫理学を読む』『日本人は中国をどう語ってきたか』(青土社)。

「2017年 『仁斎論語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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