我々はなぜ戦争をしたのか: 米国・ベトナム敵との対話

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000026406

作品紹介・あらすじ

ベトナム側300万人、アメリカ側六万人もの命を奪ったベトナム戦争。冷戦下における最大のこの「熱い戦争」を回避する、あるいは早期に終結させる道はなかったのか。マクナマラ元米国防長官の提唱による非公開討議が、1997年6月、ハノイで四日間にわたって行われた。戦争当時の両国指導者たちによる冷静な検証と白熱した論議の中から浮かび上がる、数々の驚くべき事実…。同題の「NHKスペシャル」(1998年8月2日放送)をもとに再構成。

感想・レビュー・書評

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  • すごく心打たれた。
    当事者性あふれるハノイ対談の記録には平和構築へのヒントが散りばめられている。

  • ベトナム戦争はなぜ起こったのか。また、それは何故続き、何故ああいった結末に至ったのか。なぜ回避できなかったのか。当時の双方における戦争責任者が、反省と自戒の意味を含め、ベトナムにて対談を行った。
    お互い大勢の死者を出し、恨み憎しみ合った敵同士は、数十年後に、言葉によって再び合間見える。

  • 国際政治史

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著者プロフィール

1969年(昭和44年)、東京都に生まれる。NHKディレクターとしてNHKスペシャル『我々はなぜ戦争をしたのか ベトナム戦争・敵との対話』(放送文化基金賞)、『イラク復興 国連の苦闘』(世界国連記者協会銀賞)などを企画制作。退職後、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学でPh.D.取得(国際関係論)。国連アフガニスタン支援ミッション和解再統合チームリーダー、東京大学准教授、国連日本政府代表部公使参事官などを経て、現在、上智大学グローバル教育センター教授。著書に『我々はなぜ戦争をしたのか』『犯罪被害者の声が聞こえますか』『平和構築』、Challenges of Constructing Legitimacy in Peacebuilding、『人間の安全保障と平和構築』(編著)など。

「2020年 『内戦と和平 現代戦争をどう終わらせるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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