新新宗教と宗教ブーム (岩波ブックレット NO. 237)

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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000031776

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  • 1992年に出版された「新新宗教」の流れや特徴をまとめたブックレット。
    92年と言えば、まだオウムが事件を起こしていなかった時期。
    ここに載っている福永法源も、麻原彰晃も、逮捕されてしまいました。

    新新宗教の動機は「新宗教」が「貧病争」であったのから、「生きることの虚しさ」へと移行しつつある。

    島薗さんが、最後に「新新宗教の奇特さに驚く前に、現代社会にかけているものについて、まず想いをめぐらせるべきなのかもしれません」と結んでいるあたりが「いいこというな」と感じました。

    「新新宗教」(特に、オウム)というのも、時代を示すひとつの重要なキーワードなのではないかと思う次第です。

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著者プロフィール

島薗進(しまぞの・すすむ) NPO東京自由大学学長、大正大学客員教授、上智大学グリーフケア研究所客員所員。著書に『現代救済宗教論』『現代宗教の可能性』『スピリチュアリティの興隆』『日本仏教の社会倫理』『明治大帝の誕生』『新宗教を問う』ほか多数。

「2023年 『みんなの宗教2世問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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