直観でわかる数学

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000056793

感想・レビュー・書評

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  • 話し言葉で、注目するところは大きな字で書いてあり、
    「本題からづれるが」といいながら蛇足した文章も面白いため、
    高校で習った数学を、苦にならずに復習できる。

    感覚的に数字を捕らえ計算する方法は、パソコンなど無い環境で実験データを簡易的に観て、問題点の把握、原因の分析を行う際に役に立ちそうである。

  • 失敗学で有名な畑村先生の書いた数学の本。確かに数学の本質を伝えようという努力の見られる本だが、わからなかった人がわかるようになるためにどのぐらい寄与するかは微妙な感じ。わかってる人が見たら、そーだね、っていう感じ。でも本の最後のほうに書いてある「数学はなぜわからないか?(その2)」の話は重要。

  • 数学は道具で、じゃぁなんに使えるのかを教えてくれる良書でございます。
    勉強の意義を忘れそうになるこの時期、理系な受験生の息抜きにどうぞ。

  • 遠ざけられることの多い数学ですが,この本を読むと,
    そういうことやったんやあ〜とあまりにも納得して
    一気に数学が自分の頭の中で考えられる範囲内にある
    実感を掴めると思います.特に感動したのは複素数の
    説明や,対数の説明ですね.

    そしてより大事なメッセージとしては数学に
    とどまらず物事を見つめるときの視点は本当に
    様々で自分が立っているところから自分がこう
    思うという一つの視点から物事を見ていては
    もったいないよということを密かに感じました.

  • 高校のとき数学好きだったし、かなり楽しかった。
    「わかる」って何かがわかります。

  •  うーむ、結局、私には「直観」ではわからなかったし、じっくり読み込んでもよくわからなかった。数学っていうのは、嫌いな人にはやはりつまらないということは「直感」でわかった。

  • 目次
    長めのまえがき
    1 見えない直角三角形を見る――サイン・コサイン
    2 数字のウラには意味がある――行列
    3 見方を変えて新しい数を作る――指数・対数
    4 2つを1つにひっくるめる――虚数,複素数
    5 日常生活に本質が隠れている――微分・積分
    6 部分を見れば全体がわかる――微分方程式
    7 未来は等分配されている――確率
    付録1 直観の極意は丸暗記と暗算にあり
    付録2 数量を生み出す努力をせよ
    語録  なぜ数学はわからないか?

  • 個人的には、これを読んで「なるほどこう言われるとわかるじゃないか」というものはなかった。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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