ヒトはいかにヒトになったか: ことば・自我・知性の誕生

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000058766

作品紹介・あらすじ

ヒトは10万年前に出現した言語遺伝子がもたらした能力によって社会的ネットワークを広げ、「人間」となったのではないか。最新の脳科学を背景にしながら、なぜ「ことば」、そして「自我」と「知性」が誕生したかを明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 言葉の経時性に逆らえなくなることで、物事の間に関係を見出さねばならなくなった。
    マネをすることで学習するという性質から、受け入れられないものを差別してしまうようになった。

    ヒトの根源的なところが、発展とひずみを引き起こしていることがわかる本でした。

  • ことばを冠するには文も構成も酷く薄く散漫な本

  • 言葉は音楽がルーツというのには妙に納得があります。語呂合わせにリズムをつけると飛躍的に覚えやすくなる。誰もが経験してきたことでしょう。このことに触れた一節では感銘を受けました。

    子供の物事の覚え方に関しても、育児には当然役に立つだろうし、考えようによっては、人財開発にも応用が効くはずです。

    科学的哲学的なことも要所に散りばめられていますが、自分を含め一般の方にも興味を持てる内容も多いので、一読オススメできます(o`・ω・´o)

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著者プロフィール

1954年大阪生まれ。専門は、ヒトを含めた霊長類のコミュニケーションの研究。
1983年 大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了
現 在 京都大学霊長類研究所教授

[主著]
ケータイを持ったサル 中央公論新社 2003年
音楽を愛でるサル 中央公論新社 2014年
自閉症の世界(共訳) 講談社 2017年

「2019年 『ニューロダイバーシティと発達障害』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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