- Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000070355
感想・レビュー・書評
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難しい、、、
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かつては太平洋を越えて日本人の精神を伝えんと著された論も、今では我らへの贈り物だ。もっとも、著者は武士道の失われゆくことを予見しているのだから、この著作の逆輸入も想定していたに違いない。
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今だに日本人の中には武士道の精神があると思う。日本人のなかでの暗黙の規律や規範になっていると思う。
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配置場所:摂枚フマニオ
請求記号:156||N
資料ID:20311752 -
難しかった。きちんと理解するには、再読する必要がある。
切腹のシーンはリアルで衝撃的だった。 -
Bushido: The Soul of Japanの和訳。
日清戦争(1894年)と日露戦争(1904)の間、1900年の書。
海外に日本人の倫理観の高さをアピールする狙いがあったのか、武士が美化されすぎている気がする。
ところどころに聖書の事例と並べている個所があるので、さすが博学だと思っていたら、どうやら新渡戸さんはキリスト教徒だったらしい・・。
「義」
義は武士の掟中最も厳格なる教訓である。武士にとりて卑劣なる行動、曲がりたる振る舞いほど忌むべきものはない。
林子平「義は勇の相手にて裁断の心なり。道理に任せて決心して猶予せざる心をいうなり。死すべき場合に死し、討つべき場合に討つことなり」
孟子「仁は人の心なり、義は人の路なり」
「勇(敢為堅忍の精神)」
勇気は義のために行われるのでなければ、徳の中に数えられるにほとんど値しない。
孔子「義を見てなさざるは勇なきなり」
⇒「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」
「仁(惻隠の心)」
愛、寛容、愛情、同情、憐憫は古来最高の徳として、すなわち人の霊魂の属性中最も高きものとして認められた。
仁は柔和なる徳であって、母のごとくである。
伊達政宗「義に過ぐれば固くなる、仁に過ぐれば弱くなる」
弱者、劣者、敗者に対する仁は、特に武士に適わしき徳として賞讃せられた。
「礼」
真の礼は他人の感情に対する同情的思いやりの外に現れたるものである。それはまた正当なる事物に対する正当なる尊敬、したがって社会的地位に対する正当なる尊敬を意味する。
礼は寛容にして慈悲あり、礼は妬まず、礼は誇らず、驕(たか)ぶらず、非礼を行わず、己れの利を求めず、憤らず、人の悪を思わず。
「誠」
信実と誠実なくしては、礼儀は茶番であり芝居である。
伊達政宗「礼に過ぐれば諂(へつら)いとなる」
孔子「誠は物の終始なり、誠ならざれば物なし」
「名誉」
「忠義」
「克己」 -
日本人ならば必読書である
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現代日本人に欠けた「モラル」を補うために必要な一冊かと