学びから逃走する子どもたち (岩波ブックレット NO. 524)
- 岩波書店 (2000年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000092241
感想・レビュー・書評
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これからの学びを語る部分と基本となる学び(=勉強)から逃走している子どもたちの部分は、本が執筆されたときと時間が経った今でも当てはまる。学びを楽しいものに、意味と関係を編み直していけるものに。
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イメージとは異なり、7-8割の子供を襲う深刻な危機は、学びからの逃走である。世界と比較すると、学習時間・読書数・学力低下、理系嫌いが多い。これから必要なのは、勉強の押しつけではなく、モノや人や事柄と出会い対話する「学び」である。
教育は、稼ぐ力をつけるための個人的投資から、より良い市民を育てるための社会的投資になった、という意識改革が要りますね。 -
引用文献に使われていて読んだことがあるのを思い出した
自分は学びから逃げている張本人だったと思ってたけど、その気づきもいつの間にか薄れていっていた
いままた学びから逃げている
学びに出会うには、参加をし続ける忍耐や責任が必要だ -
15年前の本だが,現状はあまり変わっていないのかもしれない。最新の状況を把握した,上で著者の言説について意見を交流するとどうだろう。若い学生はどう考えるのか。楽しみだ。
「学校は好き」が8割いる,その理由は。では「学習は好き」は何割いるのか,その理由は。 -
いい内容だとは思いますが、10年以上前の論なので、少しずれている感は否めませんでした
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学ぶことが多く考えさせられました。10年ほど前のものなので、今ではまた違った理由で学びから逃走している子どももいるとは思いましたが、それでも依然と学びから子どもたちが逃走しているのも事実。教室の変革はするべきだと考えました。
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日本の将来が心配になった
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出版社/著者からの内容紹介
いわゆる「学力低下」問題の議論が沸騰している.「少子化による受験競争の緩和」「〈ゆとり〉重視の教育改革の結果」などの原因が挙げられているが,処方箋はあるのか.問われているのは子どもの学習意欲を支えていた社会そのものの変容ではないか.具体的なデータにもとづき,教育改革をめぐる錯綜した議論を解きほぐす。