『秘密の花園』ノート (岩波ブックレット) (岩波ブックレット NO. 773)
- 岩波書店 (2010年1月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000094733
感想・レビュー・書評
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読みが、ますます広がり、ますます深まります。
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引用が私が読んだ訳ではなかったので違和感があった。うぅ〜〜んこんな解釈見方もありかなって。ちょっと思ってたのとは違ってた。
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梨木さんの「秘密の花園」解説本。まだ未読だったのですが、面白そうだったので購入しました。近い内に読みます。
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子供の時、秘密の花園は大好きな本だった。だから、子供に買ってきて読ませた。小学生だった長女は気に入ってくれたらしい。
長女の机にあった本の冒頭を拾い読みして、驚く。インドで皆、コレラで死に絶えた屋敷で一人残ったメアリ。こんな話だったんだ。
まったく大人から構ってもらえず、ほったらかしにされた子供達。子供の時分、子供達が庭で食事を作るところが好きだった。コリンが太ってきたと大人たちに云われると、むくんできたんだ。僕はもうじき死ぬんだと云うシーンを笑って読んで記憶がある。今なら、大人たちを心配させていけないなと思うけど。でも、そうする権利は彼と彼女にはあるかも。
この本。たなぞうで知って、本屋で取り寄せた。梨木さんが細かく読み解いてくれる。気付かなかった処もいろいろあった。打ち捨てられた庭がメアリ自身。メアリが庭を語るのは魂が蘇生しようとしているシーンとの指摘。
やはり好きな本の話は楽しいですね。
とりあえず、この本ももうじき高校生の長女にも読ませようと思う。 -
「たなぞう」で教えてもらって読みました。面白かった!「なるほど〜」とうなずきまくりながら読みました。子供の頃何度も読んだその魅力を、多分当時は理解するより感じ取っていただけだったんだけれど、こんな風に解き明かされるとまた読まなくてはという気にさせられます。ご紹介ありがとうございました。
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『秘密の花園』は母が大好きな作品で、ダイジェスト版をクリスマスに貰ったし、BBCのビデオ映画も見せてもらった記憶がある。
ビデオは薦められるまでもなく何度も繰り返し見ていたから、今思えばよくできた作品だったんだろう。
インドで親を失い、自分の孤独を孤独と知らないまま抱えてヒースにやってきたメアリ。
高慢ちきでがみがみやのメアリが自分のようにほっとけなくて目が離せなかった。
「子供らしい素直な子」に抵抗を感じていたからメアリに近い子どもだったんだろう。
『裏庭』『f庭園の巣穴』『沼地のある森を抜けて』に通じる源泉はここにあるのだ。 -
梨木香歩さんによる『秘密の花園』の解説本です。子どもの頃私が読んだ『秘密の花園』はたぶん抄訳だったのでしょう。細やかな描写(特にインド時代)の記憶がありません。もう一度ちゃんと読みたいと思い、先ほど岩波少年文庫版を注文しました。
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「秘密の花園」は、ずいぶん前に映画で観ただけですが、面白く読むことができました。今度、小説を読んでみたいと思います。
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秘密の花園ガイドライン。
構成の読み方に納得したり、心情の読み方を不満に思ったりしつつ、他の人はこう読んでいるのかと興味深く読んだ。
うーん。でも普通。特に新たな発見もなく。
不満に思うのは多分私が秘密の花園を好きすぎるせいだろう。
正当に扱われないことの不快さと寂しさは違う。
私はこの子をかわいそうだなんてひとかけらも思いたくない。
あとあんまり母性っていわないで欲しい。
すごく原作を読みたくなってしまった。