点・線・面

著者 :
  • 岩波書店
3.54
  • (5)
  • (11)
  • (8)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 265
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000240604

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 20世紀、ヴォリュームの拡大を至上主義
    コンクリート空間の中に閉じ込める

    木造、線の建築
    カディンスキーとジェームズ・ギブソン

    石の基本は点だが
    積み上げると重たいボリュームになってしまう
    自然素材が表面の薄い石や木の化粧や記号に堕ちてしまった20世紀

    石の美術館
     石に隙間
     ビアンコ・カラーラ
      大理石を6mmにして嵌め、光を通す
     ビエトラ・セレナ
      apple storeの床
     点の積み上げでは経験が基準
     19世紀後半に
     コンクリートや鉄のフレームの線になって計算可能に

    コンクリート
     点を面にジャンプさせる

    バラツキ
     きらめきとリズムに

    市松模様
     一枚ずつの小さな絵で済む、半分で済む倹約

    接点ずらし
     丹下健三、線が面にならず線のままに、屋根の線

    線の放棄
     コルビュジエ ヴォリューム
     磯崎  キューブ、象徴的な記念碑
     黒川  円錐でヴォリュームにアイデンティティ

    日本の伝統木造 14世紀完成
     自由に移動、可動間仕切りシステム、軽量で洗練

    広重美術館
     広重の「夕立」のような建築
     線で構成されたグラデーション
     自然と人工の中間

    CASA Umbrella 傘の家
    フラーのドーム建築
     テンセグリティ構造、
     ワイヤ(テンション)と棒の統合(インテグリティ) 

  • 点・線・面
    著作者:隈研吾
    岩波書店
    建築に未来 人間に未来
    人と人と人と物、人と環境をつなぐ思想と実践を語った新しい方法。
    タイムライン
    https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

全14件中 11 - 14件を表示

著者プロフィール

1954年、神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、『反オブジェクト』(ちくま学芸文庫)、他多数。

「2022年 『新・建築入門 思想と歴史;ク-18-2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

隈研吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×