- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000244312
感想・レビュー・書評
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花、もしくは花モチーフの言葉が入った短編集。掌編集と言った方が正しいかも、と思うくらいの短い話でした。
穏やか、と言うよりもやや地味な話に美しい挿絵が添えられていました。話と挿絵、どちらがメインなのだろうと思ってしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
花にまつわる短編。けれども印象は弱く。
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*図書館*
牛尾篤サンの画がステキでした。
泣きました。
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ひとつの花にひとつの短編。とてもロマンチック。ほとんど女性が主人公です。男性であるこの作品の作者のそういう視点で作品を作れるということに、びっくりするとともに、うらやましくもあります。私も大の花好きなので。
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すてきです。
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【ホームルーム】
『憶えておいてください。あの花の、茎の曲がり具合、それがいまのみなさんです。良くも悪くもみなさんの姿です。立場上、文化祭の出し物は一日も早く決めてもらわないと困りますが、でも、あの花がいまの自分だということはできるだけ長く憶えておいてください。
では出欠をとります。』
【未来の香り】
『でも昨日のは君の勘違いです。君が買い物してるあいだそばに立って、僕はずっと君のことを考えていた。ねえ、と話しかけられたとき、返事ができなかったのは、あれは未来の君のせいです。』
『その証拠に、と彼は最後に書いていた。僕は昨日の花の香りをいま鞄に入れて持っています。それを君にあげます。未来の君のために買ってきた、スズランの香りの香水です。』
【留守電】
『思い出しているうちに、無性に話したくなったの、ひさしぶりに。
ただ、それだけなんだけど、この電話、あなたの声が聞きたい、あなたにあたしの声を聞いてほしい、いま、あたしは台所にいて、ほんとにそう思ってる。』 -
ゆるく「花」をテーマにしたショートショートとイラスト。
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a story is gathering woman,flower and flower words. sweet pea、hydrangea(紫陽花)、black seed grassニゲラ(クロタネソウ)、baby’s breath(カスミソウ)。
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2016 5/4