アキレス将軍暗殺事件 (ファンドーリンの捜査ファイル)

  • 岩波書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000246354

感想・レビュー・書評

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  • マサ、なんて頼りがいのある従僕。そしてかわいいな…。
    なんだろう、日本で言うと、京極堂シリーズみたいな位置づけかな、と思いました。いや現代の小説なんてどれも架空の歴史雰囲気ですが、いかにもそれっぽいけど、実際ちょっと違う理想化された感じが、てとこで。

    割とこれまでのシリーズの中で一番面白いかと。文庫になれば買います。他の話も訳されるといいなぁ、日本での話はあるのでしたっけ。
    あれ、一瞬でてくるマザー・ペラゲヤって、別シリーズと関係あるのでしょうか、そんな雰囲気はあまりなかったのですが。

    ただ一つ言いたいことは、こんなおいしい設定なのに、なぜこの一巻だけで…!ということですよ。ほんと何で!

  • 次から次またその次にさらに次と込み入った真相が繰り出される第一部、それを裏から眺める暗殺者視点の第二部と、スパイ小説のような陰謀が繰り広げられる。めまぐるしい展開に引き込まれるが、読んでていて疲れた。

  • 作者の名前(ペンネーム)はアクーニン。
    解説やあとがきを読むと「悪人」を意識しているらしい。
    この本を読めば誰でもそう思うと思うけど、
    日本のことをよく知っている風に書いている。
    つまり「アクーニン」はやっぱり「悪人」ってことだ。
    そしてこの物語はヒールが魅力的だ。

    後半いきなり文体が変わると、
    それまでの調子と変わるせいか読みづらいなぁと思った。
    でも、この後半が読ませる。
    一連の事件を二つの視点から描き、最後の対決シーンでは
    どちらの味方をしたら良いのか分からなくなる。
    そこは読者にゆだねられているだろうと思う。

    個人的にはマサの描き方がステレオタイプを通り越して
    「バカにすんなよ!」と言いたくなる感じだったが、
    彼は彼でまあチャーミングなのでよしとしよう。

    そして最後。
    やっぱりファンドーリンには傷心のまま立ち去ってほしかったな笑。

  • 話としては非常に詰めが甘いが、アキマスが登場してから、先が気になって夢中で読んでしまった。

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