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- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000246354
感想・レビュー・書評
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次から次またその次にさらに次と込み入った真相が繰り出される第一部、それを裏から眺める暗殺者視点の第二部と、スパイ小説のような陰謀が繰り広げられる。めまぐるしい展開に引き込まれるが、読んでていて疲れた。
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作者の名前(ペンネーム)はアクーニン。
解説やあとがきを読むと「悪人」を意識しているらしい。
この本を読めば誰でもそう思うと思うけど、
日本のことをよく知っている風に書いている。
つまり「アクーニン」はやっぱり「悪人」ってことだ。
そしてこの物語はヒールが魅力的だ。
後半いきなり文体が変わると、
それまでの調子と変わるせいか読みづらいなぁと思った。
でも、この後半が読ませる。
一連の事件を二つの視点から描き、最後の対決シーンでは
どちらの味方をしたら良いのか分からなくなる。
そこは読者にゆだねられているだろうと思う。
個人的にはマサの描き方がステレオタイプを通り越して
「バカにすんなよ!」と言いたくなる感じだったが、
彼は彼でまあチャーミングなのでよしとしよう。
そして最後。
やっぱりファンドーリンには傷心のまま立ち去ってほしかったな笑。 -
話としては非常に詰めが甘いが、アキマスが登場してから、先が気になって夢中で読んでしまった。