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- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000246460
作品紹介・あらすじ
この時代のわれわれに、この社会に、多元主義がなぜ必要なのか、それはどのようにして可能なのか。生成過程にある世界の複雑さを受容し、多次元的な視点から多元主義を深く実践すること。信仰、悪、道徳、相対主義、グローバリズム、主権、時間の経験から、多元主義が現代社会にもつ可能性を追究する。
感想・レビュー・書評
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前作とほぼ同じ内容プラスアルファ。前作の方がよみやすい
スピノザの幾何学と社会構造の関連性、など、ちょっとした発見はあった。
領域的一元主義から排斥された人たちは仮想世界で多元性を獲得するという方向はありえる
選択可能な哲学ー信仰の間での制約された対立と選択的な協調の提案
思想統制がかかるのは「主体」ではなく「関係性」のところではないか
多くの哲学者や神学者とスピノザが大きく異なるところは、哲学と神学を同一平面に置くところ。通常は別の平面においてどちらが上かを競っている
マラーノであるスピノザの哲学的一元論、内在的原因、宗教的寛容、複雑性への視線、とカトリック信仰の普遍的権威に固執するブルクの論争によって、知識層が混乱し、神学と哲学、科学と信仰、理性と想像力を分離して行った詳細をみるコメント0件をすべて表示
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