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- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000257657
作品紹介・あらすじ
ナチス台頭前夜、ベルリンで読書会を始めた若き知識人群像。その軌跡と時代の波涛との接点を歴史として初めて描き出す記念碑的労作。
感想・レビュー・書評
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神保町岩波書店の特集書棚で発見。少々お高いので、スマホで検索してみたら図書館に所蔵されており、出先から予約を入れた。高い本の割には、やや週刊誌的読み物に類したところがある。しかも、既存論文を取り込んでいて、誠実に筆を入れていないので、重複する部分が未整理のまま繰り返し出てくる。筆者は一橋大学教授となっているが、東大卒業後大月書店に勤務し、旧東ドイツに派遣され、その後学問の世界に入ってきた経歴の持ち主なので、党派的立場ははっきりしている。それに、やや自慢話が多いのが鼻につく。
ただ、この本で国崎定洞のことは初めて知ったし、その昔読んだ「ワイマール共和国物語」を書いた有澤廣巳が、単なる懐古趣味でなかったことがよく分かった。法律学全集の物権法でお世話になった舟橋諄一の名前まで出てきたのには正直驚いた。
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