- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000259323
作品紹介・あらすじ
世界中で教育問題は、ますます重要なテーマになっている。学力問題ばかりが強調されがちだが、子どもにかかわる重要な事柄は数多い。いじめを防ぐには?政治参加をどう教えるのか?原発やエネルギー問題について、どう学ぶのか?そして日本の教育のどんなところを大事にするべきなのか?アメリカ、フィンランド、フランスほか、現地の教育問題に詳しいジャーナリスト二人によるリポートから考える。
感想・レビュー・書評
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開発目標4:質の高い教育をみんなに
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99573699詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海外の取り組みについての増田さんのレポートと、海外の取り組みと日本の取り組みの違いについての池上さんの分析、そして2人の対談という構成の本。
今の世代は、昔の学校で育った人たち。
そして、これからの未来を作るのは、今学校にいる生徒。
だからこそ、生徒に伝えたいことについて考えさせられる本。
札幌市の図書館で借りた。 -
アメリカの政治参画活動、フィンランドのエネルギー教育、フランスのいじめ防止教育の良さを取り上げ、文化や習慣の違う日本でどのように取り扱うのか訴えている。教員の多忙化を解消しない限り学校現場に取り入れる余裕がないと私は感じた。
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各国の教育に関する取り組みを紹介した著書。
世界の国と比較することで、自国の問題も強みも見えてくる。だからこそ、各国の取り組みを知ることは非常に意義があると思う。
しかし、知るだけで終わってはいけない。
あとがきでも示されていたように、「各国の教育実践を、日本でどのように受け止め、どう活かしていくことができるだろうか」を考えなければならない。
この著書はあくまでその手段の一つにすぎない。
ここからが、始まりだ。
ただ、それでも。
フィンランドの取り組みには、感心するばかりだあ。
教育で国を作っていこうときちんと考えている。
教師の責任と誇りがきちんとある。
日本は、まだまだ聖職者として教師をやっていることが多すぎる。
頑張れば良い、の時代はもう終わる。そして、AIが発展していく未来だからこそ、教育で人を作らなければならないのに。 -
登録番号:11089 分類番号:370.4イ
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フィンランドの教育については、何冊も読んだから復習かな。一番驚いたのはフランスのいじめは人権問題、というアプローチ。アメリカの例はKIPPではなかったが、いろいろなアプローチで新しい学校が増えている。アメリカの自由さは教育にもあらわれているなあ。