移民現象の新展開 (グローバル関係学)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000270595

作品紹介・あらすじ

国際移民・国際難民の時代である21世紀。国境を越えて移動する人々の数は増加の一途をたどる一方、国際的な移民数の増加とともに、従来はその大多数を占めた「南から北」以外の移動が増え、多様化・複雑化しつつある。こうした新しい状況にある人的移動に様々な観点から光をあて、その実態と構造を分析する。

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  • 著者 松尾 昌樹 編 , 森 千香子 編
    ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治・国防軍事
    シリーズ グローバル関係学
    刊行日 2020/12/17
    ISBN 9784000270595
    Cコード 0331
    体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 264頁
    定価 2,860円

    国際移民・国際難民の時代である21世紀。国境を越えて移動する人々の数は増加の一途をたどる一方、国際的な移民数の増加とともに、従来はその大多数を占めた「南から北」以外の移動が増え、多様化・複雑化しつつある。こうした新しい状況にある人的移動に様々な観点から光をあて、その実態と構造を分析する。
    [https://www.iwanami.co.jp/book/b548859.html]

    【簡易目次】
    刊行にあたって

    序章 一元的な移動のあり方・捉え方を問いなおす[松尾昌樹、森千香子]

    I 「南から南」への移動
    第1章 湾岸産油国のフィリピン人移民戦略とネットワーク……………細田尚美
    第2章 インド人移民社会の形成――「南」で最大の移民送出国に関する考察……………S・イルダヤ・ラジャン、アシュウィン・クマール/松尾昌樹 訳
    第3章 湾岸アラブ諸国の移民社会――非包摂型移民制度の機能……………松尾昌樹
    第4章 東南アジアの移民受入国――移民政策と国民-移民関係の類型化……………石井由香
    第5章 日常的に越境移動する人々をめぐる政治的実践――南部アフリカにおける事例から……………中山裕美
    第6章 アフリカと中国を結ぶ人とモノ――ナイジェリアの中国人コミュニティとホスト社会の関係……………松本尚之、川口幸大

    II 「北から北」、「北から南」への移動
    第7章 「北からの移動」という視点の転換――移民研究の新たな展望とその意義……………森千香子
    第8章 南アジアの中古品貿易業――アフガニスタン人移民企業家のトランスナショナルな移動……………福田友子
    第9章 ケア労働者の「北-北」移動――豪州における日本人若年女性の低賃金労働とその課題……………大石奈々、小野 綾
    第10章 北から南への移動――日本からマレーシアへの国際退職移住・ライフスタイル移住……………小野真由美

  • 東2法経図・6F開架:319A/G95g/6/K

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著者プロフィール

宇都宮大学国際学部准教授
東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了、博士、2004年
主要業績:
「中東地域研究とレンティア国家論」(『中東研究のテーマと理論――政治学・経済学・社会学・地域研究(仮)』明石書店、2017年(予定))
『中東の新たな秩序』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)
「増え続ける移民労働者に湾岸アラブ諸国政府はいかに対応すべきか」(細田尚美編『湾岸アラブ諸国における移民労働者――「多外国人国家」の出現と生活実態』明石書店、2014年)
「湾岸諸国における移民労働者――越境が生み出す格差と社会」(酒井啓子編『中東政治学』有斐閣、2013年)
『湾岸産油国 レンティア国家のゆくえ』(講談社、2010年)

「2017年 『石油の呪い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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