- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000296113
作品紹介・あらすじ
どうしたら上手く覚えられる?やる気を出すにはどうする?-勉強に悩みはつきもの。人間の記憶のしくみや、ものごとを理解するときの知識の使われ方などを、教育心理学者がわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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学術情報リテラシー教育担当者研修でおすすめされた本。
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●モチベーションについて
・モチベーションは内的/外的に分けられる。
・内的要因の肝は、分かる、ということ。丸暗記ではなく、例えば、同じ事柄について、2つ以上の方法で説明できると身についたと言える。
・外的要因では、努力の成果(得られる報酬の大きさと得られる確率の積)が肝。報酬の観点で適切な課題を、確率の観点で適切な方法・手順、を設定しよう。
●スキーマについて
・経験や知恵を、一つの有用なモノとして扱う概念を、スキーマと呼ぶ。ヒトは無数のスキーマを集めながら日々を送ります。しかし、学習毎に、自分の言葉で振り返り、内容を要約するなどして説明すると、より効果的・効率的にスキーマを身につけられます。 -
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犬に電気ショックを与える実験(セリグマンの学習性無力感の研究)のくだりで泣いた…。笑
「学習された無力感」に苦しんでいる人は実際とても多いんじゃないかな。
私はその次の「セルフハンディキャッピング」についての話がとても参考になった。自尊心を守るための心のメカニズムが、いずれは自分を苦しめる結果になる…。身につまされる思い。
心理学的な視点から「学習のしくみ」だけを淡々と説明しているだけの本なのに、変に叱咤激励されたりするよりも励まされる気持ちになった。知的好奇心はあるつもりだけどどうしようもなく怠惰なうえ他人から指図されるのも好きじゃない、私に似たタイプの人におすすめ。笑 -
心理
教育 -
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p.79 問題を解きっぱなしにしない。×の理由、うまくいく理由をメモする。
p.104 日本語でも英語でも要約文を書く。辞書をひく前に単語の意味を推測する
本書は理論編。実践編は岩波ジュニア新書「勉強法が変わる本」 -
「やる気のでるとき,でないとき」の章がためになった。