ジュゴンの上手なつかまえ方――海の歌姫を追いかけて (岩波科学ライブラリー)
- 岩波書店 (2014年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000296298
作品紹介・あらすじ
南の海で「ピヨピヨピーヨ」と聞こえたら、それはジュゴンの鳴き声かもしれない。巨体からは想像できない美しい「歌声」に魅せられた若き研究者は、野生のジュゴンを追いかけて世界の海へ。仲間たちと一緒に、録音する、分析する、観察する、飛び乗って…つかまえる?科学と冒険が、誰も知らなかったジュゴンの姿を明らかにする!
感想・レビュー・書評
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タイトルは「ジュゴンの上手なつかまえ方」ですが、つかまえ方の他、鳴き声が大きなテーマです。ジュゴンは何と鳴くのか。鳴き方に意味があるのか?という話しですね。どっちも面白い。
でも特に面白いのはオーストラリアの研究者の編み出したつかまえ方「ロデオ法」。泳いでいるジュゴンに飛び乗ってつかまえるって、誰が考えたんだこれ。(^_^;)
あと重要なのが、漁業(混獲)と保護の話し。簡単に結論が出る話ではありませんが、、、難しい話しですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16399861 -
ジュゴンの鳴き声を聞いたことがありますか。「ピヨピヨピーヨ」とそれは美しい鳴き声だそうです。その歌声に魅せられた著者が、録音・研究するためにタイ、アフリカ、オーストラリアと世界中を飛び回ります。時には飛び乗って捕まえたりして、ジュゴンの意外な生態を解明します。
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歌うエサ
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2015年1月新着
この方はジュゴンの鳴き声研究で、世界中を飛び回っている。でも、鳴き声を研究してどんないいことがあるの?という問いにはうまく答えられない。長くなってしまうから。そう、本が一冊書けるくらい…ということで全編、ジュゴンと鳴き声と研究について書きしるした一冊である。いやぁ鳴き声からウンチにいたるまで、とりあえずジュゴンについては読みつくすことができそうな勢いだ。それにしてもフィールドでの研究って、読む分にはめっぽう面白い。本書もひけをとりません。おすすめ。 -
ジュゴンの天敵はサメ。
ジュゴンの名前の語源は、マレー語のデュユン(きれいな娘)とのこと。日本の石垣島にもジュゴンが津波を予知した逸話が残っている。