エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする (大型絵本)

  • 岩波書店
4.00
  • (10)
  • (9)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 121
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (44ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001108729

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かなりの長文なので数日かけて読み聞かせ。
    なわとびでこんな濃密でドラマチックな物語ができるなんて!
    なわとびの上手な女の子エルシーが、ケーバーン山に住む妖精のなわとび師匠から様々な秘術を伝授される。現実には真似できない跳び方ばかりだけれど「心配ごとははねとばせとび!」とか気持ちがウキウキしてなわとびの魅力全開。
    大人になり、いったん表舞台から退場したエルシーが再び現れた時は胸が熱くなって震えたなぁ。故郷の村の子どもたちのために妖精の師匠のために、老いてなお颯爽と跳び続けるエルシーの姿は不意打ちの感動だった。

    クラスのなわとび名人の一人に認定され、新たな技(あやとび)の習得に燃えている5歳7ヶ月の息子は、前半は興味を持って聞いてくれたが、聞き慣れない言葉が増え時間の流れが大きく進む後半は頭の中で整理しながら聞くのが難しかった様子。
    「心配ごとで泣いているのかね?それくらいなことで、負けてはなりません!」「心配ごとは、とんではねとばしてしまわなければいけない」のエルシーのたくましさが少しでも伝わってくれるといいな。
    心に残る忘れられない絵本。

  • 「幼い少女エルシー・ピドックは、生まれながらのなわとび上手でした。七つになったころ、その評判は、ケーバーン山に住むフェアリーたちにに届いて、エルシーは、なわとび師匠アンディ・スパンディから、三日月の晩に、妖精の秘術を教わることになったのです…。」

    著者等紹介
    ファージョン,エリナー[ファージョン,エリナー][Farjeon,Eleanor]
    1881‐1965年。イギリスの詩人・作家。『リンゴ畑のマーティン・ピピン』で作家としての地位を確立。みずみずしい感性と想像力で、『ムギと王さま』など、たくさんの美しい物語や詩を紡ぎだした。1956年、第1回国際アンデルセン賞を受賞

  • ストーリーテリングで聞いて読みました。文章に手を入れた語りでしたが、よかった。エルシーと妖精の関係も素敵。絵もなかなかです。

エリナー・ファージョンの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×