カンガルーには、なぜふくろがあるのか――アボリジナルのものがたり (大型絵本)

  • 岩波書店
4.09
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本棚登録 : 49
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001112238

作品紹介・あらすじ

オーストラリア先住民アボリジナルがかたりつたえてきたものがたり10話。

感想・レビュー・書評

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  • オーストラリア先住民がかたりつたえてきたものがたり10話。

    以前読んだ「絵本で世界を学ぼう」からチョイスして読んでいます
    オーストラリア編

    絵が魅力的で惹きつけられる
    画家はヨータ部族出身とか
    岩絵具でアボリジナルの人々が伝えてきた物語を描いている
    写実的ではないが紙面から飛び出しそう

    物語も今の私たちが嚙み締めなければならない
    言葉にあふれている

    動物も植物もなーんにも知らないものばかり
    文字を持たないアボリジナルの人が使った記号がユニークで微笑んでしまう

    この大地が平穏でありますように

    ≪ この大地 いのちをうんだ おくりもの ≫

  • DE&iのイコンになるのではないか、カモノハシ。

  • 珍しく、アボリジナルの民話が10篇入っている、民話の絵本です。
    イラスト分類シールは、黄色いオウムね。
    外国の民話は、ロシアからヨーロッパ(赤ずきん)、中国から中近東(白い象)、北半球(ネイティブ・アメリカンの横顔)、南半球(黄色いオウム)に分けていますが、それはなぜかというと、方向性が違うためです。
    民話はその基盤となっている考え方を知らないと理解できません。
    私達がグリムの民話を理解できるのは、その考え方に馴染んでいるからです。

    アボリジナルの場合は“ドリームタイム”でしょう。
    なので、司書は一度は読んでおいたほうがいいよ。
    基礎知識を得るために。

    2023/07/13 更新

  • 絵本で世界を学ぼう
    で、紹介された本。
    つーさんが読む通算6冊目の絵本だ。
    本書のターゲットは、オーストラリア。
    それも先住民のアボリジナルのお話の本として紹介されている。

    ここまで書いて、随分と長い間うっちゃって置いた。

    最後まで読んだのは、このシリーズの97冊目を読んでから。

    確かに絵本だけど、結構長い。
    それに馴染みのあるようでないアポリジナルの神話のようなお話だ。
    そこし前まで、アポリジニと認識していた。

    オーストラリアのニュースで、大きな岩からいくつもの滝が流れている岩が出てきた。

    エアーズロックのように見えるが、ウルルという名前だった。

    本書でもウルルについての記載がある。
    別名エアーズロック。
    アポリジナルに敬意を表してウルルが、正確な名称として使われているようだ。

    しかし、なんでコアラが出てこないのさ?

  • オーストラリア先住民族アボリジナルのものがたり10話が収録されている。
    うっとりするほど美しいものがたりが3つ。読後、出てくる動植物の画像を検索してしまった。「ブロルガは、なぜおどるのか」、「山のバラ」(ワラター)、「2ひきのガと山の花ざかり」。鮮烈。

  • 民話は、なるほどとうなづける事があるわ

  • オーストラリアの昔話。独特のものがあってなかなかいい。
    絵も素敵。

  • アボリジニとは、オーストラリアの先住民です。

    語り伝えられてきた物語は、
    神の言葉に近い、と思います。

    これから人間が生きていく時に
    戒めとなるような言葉や、
    希望となるような美しい話もあります。

    オーストラリアのめずらしい動物たちを知ることもできるし
    巻末の絵記号を探す遊びもできます(^^)

    イラストがスゴイです!
    こ~んな”かものはし”って
    この絵本でしか出会えませんよ!!

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