シェルパのポルパ エベレストにのぼる

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 221
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001126907

作品紹介・あらすじ

シェルパの男の子、ポルパは、生まれたときからヒマラヤの山々をながめて育ってきた。毎日の荷物運びの仕事で体をきたえ、テンジンおじさんに認められたポルパは、念願のエベレスト初登頂をめざす。「ここよりたかいばしょは どこにもないぞ!」ヒマラヤ登山の縁の下の力持ち、シェルパの人びとに注目した新しい冒険絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 写真家で登山家でもある石川直樹さんの絵本。

    シェルパとは、
    もどもとはシェルパ族という民族を表す言葉だが、ヒマラヤ登山をサポートする山岳ガイドのような仕事をする人々を表す言葉として浸透している。ヒマラヤ登山になくてはならない存在。

    シェルパのむらに育ったポルパはいつかヒマラヤのやまやまに登りたいと思っている。
    そして、テンジンおじさんに連れられて初めて…。

    やまを登る楽しさ、が伝わってきます。


    読み聞かせしてみたい。

  • ヒマラヤの麓で生まれて育ったポルパ。
    重い荷物を背負ってエベレストまでの道を行き来するけれど、いつも行けるのは氷河の入口まで。
    そんなポルパに、ある日、テンジンおじさんが山登りを教えてくれるという。
    ロープの使い方、アイゼンにピッケル。
    テンジンおじさんに認められたポルパはいよいよ、ベースキャンプへ。

    シェルパの視線からエベレスト登頂を描く。
    お金を出して有酸素でエベレストに登れる時代だけれど、こうやって絵にするとそれをフォローする人々がたくさん働いていることが目に見えて、実感がわく。
    もちろん、働く人々だけではなくて、山を登る過酷さも楽しさも、山頂に立った時の思いも、ポルパを通じて感じられる。
    そう、帰ってきたのにそう言う気持ちになっちゃうんだよね。

  • 何度となくエベレストに登ってきた著者だからこそ、この主人公を選んだのだろう。地元の人に還元できる登山、世界各地の観光についても思いを馳せる。
    これからコロナや他の様々なリスクと隣り合わせの時代が続くが、自然環境や生物多様性とともに、人々が地に足のついた暮らしをするにはどうしたらいいのかな。自然崇拝という根源的なものを忘れてはならないとつくづく感じる。

  • 登山に興味のある子にはいいと思います。

  • 七体陸最高峰登頂をはたした写真家、石川直樹によるシェルパ族の暮らしを紹介する絵本。シェルパ無しでは誰もかなわないヒマラヤ登山。その厳しさと美しさをシェルパの少年を通して教えてくれる。

  • ヒマラヤのふもとの村で生まれ育った少年ポルパの夢は、いつかエベレストに登ること。シェルパをしているおじさんに鍛えられ、すっかり強くなったポルパは、ある日、とうとうエベレストに登ることになった。長く苦しい道の最後に見えた景色は…。
    安全な登山のために欠かせないシェルパの生活をわかりやすく教えてくれる美しい絵本です。

  • エベレストは1日で登れないのかなと息子

  • 2023/02/06 更新

  • ふむ

  • 息子7歳7か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他

    何年もまえに訪れたネパールのむらの風景。
    そのまま絵本になっています。
    またいつか行ってみたい。

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著者プロフィール

冒険家、写真家

「2019年 『いま生きているという冒険 増補新版 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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