長い冬 下 (岩波少年文庫 3031 ローラ物語 2)

著者 : ローラ・インガルス・ワイルダー 鈴木哲子

• 岩波書店 (1955年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽぽさんの感想 · 2015年5月31日]

訳については上巻の感想と同文。下巻になってますます物資が尽き寒波はとどまる所を知らず、上巻以上に圧倒的な絶望感で占められている下巻。ギリギリのふちに立たされながらもどうにか生き抜こうとする一家と、あと今までの巻と目立って違うのは町の人たちと協力しあって生きようとする部分。このシリーズには珍しくローラ不在の視点でのエピソードもいくつか見られ、社会生活と一家という時代の進みも感じられる。

[くまこさんの感想 · 2010年12月27日]

吹雪を乗り越えた後の、5月のクリスマスのシーンがよかった。
この家族の団結力とひたむきな暮らし。
何回よんでも心があたたまる。

著者プロフィール

1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。1957年、90歳で亡くなる。



「2017年 『小さな家のローラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」