馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001140385

感想・レビュー・書評

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  • 出版順ではなく、作者の推奨しているらしい物語の時系列順で読み進めることにする。

    ①魔術師のおい
    ②ライオンと魔女
    ③馬と少年(本作)
    ④カスピアン王子のつのぶえ
    ⑤朝びらき丸 東の海へ
    ⑥銀のいす
    ⑦さいごの戦い

    ライオンと魔女に登場した四人の兄妹が王座に座っていた時、別の国で起こった出来事のお話。
    奴隷としてら生きていた少年シャスタと、政略結婚から逃れた貴族の少女アラビス。ナルニア出身のもの言う馬ブレーとフイン。この4名がナルニアを目指して旅をする。

    登場人物たちによって、人間らしさが濃く描かれる。
    カロールメンのティスロック王とラバダシ王子の会話や、ラサラリーン、総理大臣のアホーシタなど、良いキャラが揃っている。まさに名脇役たちだった。

    そしてアスランは見事に最強キャラ。

    読了。

  • 第一章を読み始めてすぐに物語に引き込まれた。外から見たナルニア。スーザン女王とエドマンド王に出会ったときには嬉しくて嬉しくて。

    成長したエドマンド王の勇姿を映像でも見たい!!

    読みながら考えていたが、今までの4作と時系列や視点が外れたからか、少々異質なかんじがしました。ただ個人的には最も面白くて読みやすかった気がします。

  • 再読。

    『ナルニア国物語』第5巻。第4巻からは数百年前に遡り、第1巻『ライオンと魔女』と同時代におけるひとつのエピソードを描く。第4巻において、古くから歌い継がれてきた歌として「馬と少年」の名は現れていたが、今巻はその内容(少年と少女と、2頭のものいう馬による新天地への旅路)が語られる。
    次巻でナルニア国の始まりが、次々巻の最終巻ではナルニア国の消失が描かれ、物語が終局へ向かっていくからか、この巻は明るく伸び伸びとした冒険物語といった印象。

  • 題名は英語版の方が、なるほどという感じがした。

  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/fiction_nonfiction/horseandboy/

    タンスから通じていた別世界『ナルニア国』を舞台に、
    魔力でナルニアをずっと冬の世界にしていた魔女と戦い
    平和を取り戻したピーターを始めとした
    4兄弟のものがたり『ライオンと魔女』。
     
    ナルニア国ものがたり第5弾『馬と少年』は
    そんな第1作目のアナザーストーリー。
     
    第1作目の後に読んでも良いかもです。

  • ナルニアシリーズの中では1番読みやすくて楽しかった。やっぱり、異世界に行く系はなんとなく抵抗感があるのかな、、
    主人公がいい人すぎて、、ブレーやアラビスが少し傲慢なんだよね。だけど最後にはしっかり自分の行いを恥じて反省してたのでスッキリ。

    ラバダシはしっかり報いを受けたね。

  • 人によって評価が分かれる作品かな。この作品が存在する意味は見出しづらいかもしれないけれど私は面白く読めた。一応カロールメンという国は「最後のたたかい」でナルニアと対峙するらしいのでその伏線という形なのかな(カロールメンはアラビアンなイメージで読んでた)。へペンシー4兄妹の王族としての日々が垣間見え、正直主人公のシャスタらの活躍よりもむしろ兄妹の活躍の方を終始楽しみに読んでしまっていた…

  • はっきり言ってこれまでの巻よりパワーダウン気味の作品だと思う。ぶっちゃけこれナルニアで書く必要あったか?
    話は奴隷身分の主人公が喋る馬と一緒に悪い国から脱出。色々冒険するうちに成長しました。実は王子様でしたーというオーソドックス極まりない展開。手癖だけで書いちゃったて感じで印象悪いですね。

  • きた、やはり蛮族といえば南方にあり、砂漠の向こうに住んでいるわけだ。絵を見るに、オスマントルコとかがモデルかな?
    まぁそんな蛮族ではあるけども、ラバダシは命乞いなどせずに非常に潔い。砂漠を馬で越えて、補給に困った様子もなく、なかなか有能な武略家ではなかろうか。単なる王族のボンボンではないのだ。そのあたり、心ある歴史家なら評価を見直しても良いのではないか。
    何しろいけ好かない正義を振りかざして良い子ちゃんの北方民族に比べて、カロールメンはアツいと思ったけど、あっさり最後は日和るんだもんなぁ。やっぱ魔法は怖いってことよね。いや、そりゃこんな得体のしれないもんは怖いわ。ティスロックは正しく、現実主義者であろう。

  • ライオンのたてがみにかけて言うけどアスランすごいし久々のエドマンドたちで安心感あったわ

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