オズの魔法使い (岩波少年文庫 112)

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001141122

感想・レビュー・書評

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  • 1900年にアメリカで発表された作品。
    子どものころにミュージカル劇を見た記憶があるので、粗筋は知っていたけど、原作を読むのはこれが初めてです。
    初めて知るエピソードもありました。
    私が見たミュージカル劇は教訓めいた展開があった気がしますが、原作は純粋に冒険物でした。

    訳者の解説によれば、「西の悪い魔女」という慣用句的な言葉が、この作品から生まれたそうです。

  • 習いごとの課題で全文読まなくてはならない状況になり読んでみたけれど、非常に楽しんで読めた。最新の訳でシリーズ全作品読んでみたいと思った。
    子供に対してはあまり説教くさくなく、でも大人が読むと深い名言が隠されているような作品。

  • ドロシーと仲間たちの冒険。オズの正体にはびっくり。仲間たちのだまされっぷりがいっそすがすがしいくらい。結局仲間たちは、オズに頼むまでもなく欲しいものは持っていて、だから幸せになれたのだろうと思う。エメラルドグリーンは好きだけど、ずっとあの色に囲まれていたら、目がチカチカしそう。

  • オズシリーズ1巻。

    今まできちんと読んだことがなかったので、読んでみました。

    意外に長いシリーズに、ビックリ。作者の没後も、他の作家さんにかかれるほどの人気作なんですね。

  • 竜巻に飲まれ遠い不思議の国に飛ばされてたドロシー。知恵のないかかし、心をなくしたブリキの木こり、臆病なライオンに出会い、各々の目的のためにお互いの弱点を補い合いながら前に進んでいく旅の話。「ニワトリは一度だけ飛べる」に出てしたので童心に返って読む。心が洗われた

  • ドロシーはトトとかかしやきこり、ライオンなどと冒険をしていく話。自分も一緒になって冒険したくなる一冊。

  • 未読

    オズの魔法使い - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b269587.html

  • 20050615-20050616

  • ドロシーと愛犬トト、かかし、ブリキのきりこ、ライオンたちが欲しいものをオズ大王に頼みに行く物語。
    それぞれ欲しいのは、故郷と頭脳、ハートと勇気というのが面白い。
    アメリカでは毎年クリスマスで放映されるほど、市民権を得ているらしい。
    本書に出てくる「エメラルド国」「西の悪い魔女」などは、映画や劇のなかでも、そのままのフレーズで使われるほど、文化に浸透しているそう。

    映画も見てみたい!

  • この本は一人の女の子が家ごととばされてふしぎな国へついてしまった話です。この国の名前はオズです。この女の子の名前はドロシーです。ドロシーの旅の間にドロシーはいろんな人たちと会います。まずはかかし、そのつぎにブリキのきこり、そしてライオンです。ドロシーはこのみんなでオズのせかいを旅します。

    私がこの本をすすめている理由はこの本はわたしにはゆう気を教えてくれた本だからです。主人公のドロシーは知らない世界へ行ってしまってもあきらめないで前へ進みがんばるところからわたしはゆう気があるなと思いました。

  • 劇団四季の「ウィキッド」を見て、
    改めて本を読んでみたいと思い読みました。
    何回も読んでいく中で、大好きな本になりました。
    (あっちゃん)

    【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 名作。アメリカ英語ではこれを比喩にしたものが多いとのこと。私自身比喩にあたったので読んだ次第。

  • The Wonderful Wizard Oz (1900) Baum

    有名な児童文学、どこか不気味で滑稽で、かつ鮮やかな一作。オズの正体や、エメラルドの都のからくりなど、大人が読んでも惹きつけられる個所が多々見受けられる。脳みそののない案山子、心臓(ハート)のないブリキ、臆病なライオンの個性豊かな面々は、物語を通して成長していくというよりも、それぞれ最初からみな立派であったことが読んでいて感じられた。

  • 家ごと竜巻に飛ばされてしまったドロシーと愛犬トトは、マンチキンと呼ばれる遠い国へ。ヘンリーおじさんとエムおばさんの待つカンザスに帰るためには、偉大な魔法使いオズ大王に会わなければなりません。かかし、ブリキの木こり、臆病なライオンをお供にして旅を続けるドロシーは、無事故郷に帰ることが出来るのでしょうか。

  • Naughty Boyの『La La La』。
    このPVがオズの魔法使いに関係している、なんて聞いたので手に取ってみた。

    竜巻に吹き上げられて、オズの国へとやってきたドロシー。
    一緒にいるのは愛犬のトトだけ。
    途中で脳みその無いわらで出来たかかし、心臓の無いブリキのきこり、臆病なライオンを
    従え(?)、オズ王のいるエメラルドの都まで目指す旅は続く。
    オズは人間だったこととか、西の悪い魔女を倒すと溶けてしまうとか意外性もある。

    PVの中で、心臓を買う?シーンがあるけれど、その辺りが関係していると言われるあたりか。

  • 2013年3月8日に「オズはじまりの戦い」が公開されるので、原作を読んでおこうと購入。
    2013.3.27 結果として、映画を見た後で一気に読む。違和感はない。

  •  ジュディ・ガーランドのミュージカル映画も名作ですが、原作もまた素晴らしい名作でした。この二作は決して別物ではないのですが、興味深いことに映画には原作にはない要素が、原作には映画にない要素があって、大まかなストーリーは共有しつつ異なるメッセージを持っています。映画には「青い鳥」のように「やっぱり住み慣れた我が家が一番」というメッセージがありますが、原作にはほとんどありません。映画では臆病なライオンが本当に臆病であるのに対して、原作での彼は自分で臆病だと言って怖がってはいますが、その臆病さを認識して克服しようと常に努力しているためにむしろ序盤から行動に勇敢さを発揮しています。案山子と木こりについても同じことが言えて、彼らは自分の欠点を認識して謙虚に努めているため、その欠点は最初から既に克服されています。明示的には言っていませんが、そのように謙虚な姿勢で知・仁・勇を追求すべきであるという、論語の教えにも通じるメッセージを本書は伝えているのだと思われます。
     その他にもオズの正体であるとか三人の仲間の事情なども含めて、本書には何か哲学的なところがあるように思います。とはいえ小難しいことは何もなく、とても簡単にわかりやすく書いてあって、胸躍る冒険ものとして単純に楽しめます。仲間の得意技やアイテムを使って道中の問題を解決していくところはRPGみたいです。主な登場人物が皆とても優しい心を持っているのもまた素敵です。残酷なところがあるという意見がちらほら見えますが描写があっさりしてるのであまり気になりませんでした。僕の想像をはるかに越えて良い本でした。小1と小3の子供たちに読み聞かせて楽しみました。挿絵がオリジナルのもの(の一部?)で味がありました。お勧めです(ぜひ映画もご一緒に)。

  • 子供の頃に返れた気分。ドキドキ、ワクワク。

  • オーストリア、ザルツブルクなどを舞台とした作品です。

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著者プロフィール

ライマン・フランク・ボーム
1856年、アメリカのニューヨーク州に生まれる。裕福な父親をもち、病弱だった少年時代は、家庭で教育を受けながら、読書や詩作、物語の創作をして過ごした。新聞の発行や演劇の興行など、さまざまな職をへたあと、四十代で童話の創作を始め、1900年に発表した『オズの魔法使い』で大成功を収めた。以後、読者の要望に応えて全14巻のオズ・シリーズを執筆している。1919年逝去。彼の死後もオズ・シリーズは他の作家によって書きつがれた。

「2022年 『オズの魔法使い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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