旧約聖書物語(上) (岩波少年文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001146066

作品紹介・あらすじ

イギリスの高名な詩人が、『旧約聖書』から重要なできごとを選んで、子どものために書き下ろした壮麗な物語。上巻では、天地創造、アダムとエバの楽園追放、大洪水とノアの箱船、モーセの出エジプトなどが語られる。中学以上。

感想・レビュー・書評

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  • 昔から砂漠の物語が好きである。
    何故かはわからないし、現実にはとても行きたいとは思えないのだけれど(^^;

    『ハウルの動く城』よりも、続編の『アブダラと空飛ぶ絨毯』の方が好きだったり(^^ゞ

    情報が多い事もあり、イメージがしやすい欧米諸国と比べ、
    未知なる砂漠の世界は、そのエキゾチックさや、豊かな富、黄金が映える褐色の肌…、または一夫多妻制といったわたし達日本人から見れば異質なライフスタイルだったり…、と妖しくもミステリアスな魅力に満ちている。

    この本でも一番好きな物語は、神に選ばれたためか幼い頃から数奇な人生を歩み、後には砂漠の国エジプトの王となったヨセフの話である。

    この物語があるからこそ、
    有名なモーセの出エジプト記や、その後のヘブライ人の苦難に満ちた長い旅へと続いていく。

    クリスチャンではないけれど、
    物語として読めば、聖書は面白い。

    特にキリストの生涯が中心になる新約よりも、
    旧約の方が物語のバリエーションも豊かで楽しいな、と、この本を読んで感じた。

    普通の聖書は、敷居が高いけれど(^^;
    英国の詩人が子ども達のために、心を込めて美しく書きおろした『旧約聖書物語』、入口としてオススメ^^

  • 色々な話の元になったり、名前だけ知ってたりする旧約聖書だけど、実際読んだことなかったので挑戦。
    大人向けの物だと絶対ギブアップしそうだったので、子供向けの文庫で挑戦。
    分かりやすくて子供向けで正解だったなと思った。
    なかなか面白い。

  • 「世界でもっとも読まれている本、聖書。そのうち旧約聖書から重要なできごとを選び、イギリスの詩人が書き下ろした物語。創世神話、出エジプト記。ダビデ王の登場ー罪を負い、試練に苦悩する人間の姿を壮麗に描き出します。」

  • 天地創造、アダムとエバ、大洪水、ヨセフ、モーセとヨシュアといった旧約聖書の有名なエピソードを物語風に綴った内容。こまやかで丁寧な描写は読みごたえがあるが、文学作品と呼ぶにはどこか物足りない印象を受けてしまう。アベルとカインやアブラハムとイサク、若かりし日のヤコブのエピソードが描かれないのは、児童書としてはふさわしくないと判断されたためだろうか? 下巻へ。

  • 教養、知識の為に読んだ。
    訳がいまいち?ひらがなも多めでちょっと読みにくかった。中学生以上が対象ならもう少し漢字多くていいのでは。

    エデンの園、大洪水、ヨセフ、モーセ、荒野

  • 読書していると度々聖書に関する言葉が出てくるのだけれど、全く知識がなくわからないことが多かった。

    とはいえ、聖書は過去に何度もチャレンジして挫折しているので…児童書で読むことにした!ノアの方舟のことやヨセフのこと、モーセのこととか知ってるようで知らなかったことがめちゃくちゃ多かった。物語調なので読みやすく、スラスラ入ってきた。これなら下巻も読めそう…!

    読書もそうだけど世界で起きているあれやこれやの事情も聖書を読むことで理解できるようになるし、知識として読んだ方がいいなあと思った。

  • 聖書は世界で1番売れているファンタジー小説です。たぶん面白いのでしょう。

  • 聖書は芸術、文学などに大きな影響を及ぼしている。一度聖書の世界を味わうべし。

  • モーセや預言者サムエルとサウル王、ダビデ王など多くの歴史的人物、世界史に欠かせない人物が登場する。

  • 聖書の考えが芸術などいろいろなものに影響していると思うため、教養を育成するために、この本をおすすめする。

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著者プロフィール

1873-1956年。イギリスの小説家・詩人・児童文学作家。ケント州チャールトンに生まれる。セント・ポール大聖堂の聖歌隊学校を中退後、アメリカの石油会社のロンドン支社で働きながら創作に励んだ。第一詩集『幼年の歌』(1902)、長篇小説『ヘンリー・ブロッケン』(04)で注目を集め、1908年、職を辞して作家生活に入る。長篇『ムルガーのはるかな旅』(10)、『死者の誘い』(10)、『侏儒の回想録』(21。ジェイムズ・テイト・ブラック文学賞)、短篇集『謎』(23)、『魔女の箒』(25)、『子供のための物語集』(47。カーネギー賞)、詩集『耳をすます者たち』(12)、『孔雀のパイ』(13)など多くの著作がある。

「2022年 『アーモンドの木』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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