ふしぎなバイオリン (岩波の子どもの本 カンガルー印)

  • 岩波書店
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001151268

感想・レビュー・書評

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  • この本は、本屋さんや図書館でも、ぜひ表紙が見えるように飾ってほしいなと思います。
    背表紙ではあっさりした本に思えますが、表紙からはとても楽しそうな空気感が伝わってくるからです。

    ページをめくるたびに、バイオリンの奏でるふしぎが、カラフルな色使いで次から次へと広がります。
    本に登場する人たちの顔は、とてもシンプルな線で描かれていて、しかもほとんどの人はいつもほほ笑みを浮かべています。

    気持ちのすさみやすい今、ページをめくるたびに目にする登場人物たちのやわらかなほほ笑みは、読み手の心にもやさしさをプレゼントしてくれます。 

    小1の娘に読み聞かせをしましたが、「なけなしのぎんかをはたいて」「やどなし」「めうし」そしてわたしもわからなかった「いかけや」などなど、今ではなかなか聞けない言葉も出てきました。
    娘にはその都度、言葉の補足をしながら読み聞かせしましたが、そのまま読み通しても話はわかったと思います。

    「ふしぎなバイオリン」というお話なので、言葉の意味は補足せず、そのまま言葉のひびきを「不思議なひびき」のまま味わえたのかも、と読み終わってから思いました。

    ですので、「ふしぎなバイオリン」を初めて読み聞かせするときは、まずそのまま読み通してみるのをオススメします。
    もしお子さんが言葉の意味を尋ねてきたり、2回目以降の読み聞かせでは、言葉の意味を補足してみるといいかもしれません。

    それでは、ふしぎなバイオリンの奏でる世界を、どうそおたのしみください。

  • ファンタジー とってもよい!
    谷川俊太郎(訳)
    「いかけや」という職業名が分かりなくくなってしまったのが、残念。

  • 長女が図書館で借りてきた本。
    絵がよくて手にとって読んでみました。
    音楽の楽しさをビジュアルにしたらこんな感じになる。
    すてきな絵本です。

  • 嬉しくて楽しくて幸せな気持ちがバイオリンの音色になって、それが目で見えるとしたら、こんなふうに世界が彩りに満ちてるんだろうなあと思う。カラフルでステキな絵。
    あまり使わないちょっとわかりづらい言葉があったので、子どもは理解しづらかったかも?

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
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  • 私は気に入ったけど、こどもは普通っぽい。

  • なんてカラフルでワクワクするお話でしょう!なんだか楽しくなっちゃうお話です。

  • 言葉だけだと、ほのぼのしてるなぁという感じですが、バイオリンの曲を聴きながらだと、とっても世界に浸れそうな気がします。

  • これは大変素晴らしい!なんて素敵なお話なんだろう!!
    想像力も豊かで、とても発想が面白かった。

  • ずっとずっと探してた!ゼリー!ゼリーです!

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著者プロフィール

1932年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学、チェルシー美術学校で学ぶ。ケイト・グリーナウェイ賞、ボローニャ・ラガッツィ賞のほか、1999年にはイギリス王室から初代名誉児童文学作家の称号を授かり、2002年には国際アンデルセン賞も受賞、イギリスを代表する児童文学作家のひとりに数えられている。挿絵では、ロアルド・ダールの作品など多数ある。

「2019年 『本気でやれば、なんでもできる!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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