ゼロくんのかち (岩波の子どもの本)

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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (26ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001154023

感想・レビュー・書評

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  • 原題 IL TRIONFO DELLO ZERO
    by Gianni Rodari
    Elena Del Vento
    1980

    岩波の子どもの本2013

    ゼロくんは自分で価値がないと思ってる
    ある日、1くんとでかけたら〜
    みんながお辞儀した

    グラフィックも素敵な絵本

  • むむむ。
    媚びへつらったり大きく見せたり、勝ち?負け?
    えー、なんじゃそれ。

    純粋にゼロくんの「価値」を受け入れて、
    「右でも左でも、そんなのどっちでも!」て言ってくれる数字くんがいつかきっと現れて、
    「01だって!個性的♪」「02になっちゃった!楽しいね♪」
    だなんて、こんな風に言ってくれちゃうのが真の友達、リアルフレンド、だと思うのです。

    ゼロくんってば人が良すぎ、もとい、数が良すぎ。
    それはそれはとってもとっても素敵だけれど、
    そんなゼロくんの事が、母さんはちょぴり心配です。

    …っと、なかば無理矢理、発想の転換にチャレンジしてみました。
    モヤッと感からここまで想像を掻き立てられてしまう本書は、
    ある意味スゴイかも。

  • これ、良さそうだけどモヤっとです。
    自分を大きく見せたいがために隣に来てもらうだけの友なんて、友じゃないでしょう。
    2桁なら、9と8が仲良くすれば1番いいじゃんとか思っちゃったσ(^-^;)
    絵はよかったのにな。
    岩波子どもの本にハズレなしだったけど、何を持って「かち」とするのか、納得いかなかったです。

  • 母が好きなロダーリ。こどもにはまだかずの概念がわからないので、あまり見なかった。

  • ペン画と版画?なのか、絵柄が気に入って。
    もう少し、ゼロの存在を感じられたら良かったかな。
    結局、左側のゼロくんには価値がないの?それでいいの?という結末。

  • 普段弱い者でも、立場によっては強く頼りになる時もあるわね〜

  • ★1!ひでえー!
    ひどくね。
    ゼロくんは幸せかもしんねーけど、みんなの本音を聞いたらさ、ガックリすんだろ。
    ホント、すげえひでえ。S11

    えー。80点だよ。
    だって、帽子かぶった8が似合ってて面白いもん。M7

  • 無邪気なゼロ君の様子がかわいらしいです。

  • リアルに想像するならば、
    “手のひら返し”か“長いものには巻かれろ”的な。

    だけどこの話は純粋に発想の転換を楽しむべし・・かな。
    何にだって、誰にだって価値はあるのだ!

    それにしてもゼロくん、持て囃され過ぎだろー。
    正直うらやましいぞ(笑)。

  • 「ちいさな ゼロくんは、
    それは それは しあわせでした。」

    ハッピーエンドで終わったはずなのに、後味が悪い。
    怪談えほんの「悪い本」の読後のような、
    言い表せないようないやな気持ち。
    ここで終わるの?って。

    そんなゼロくんが愛おしくて、星4つ。
    ゼロくんが本当に幸せになれますように。

  • 2分40秒☆

  • ロダーリって才人だなぁ~って感心しています。

    岩波書店のPR
    「数字のなかでひとりだけ、なんの役にも立たないゼロくん。だれもいっしょに遊んでくれません。ところがある日、いちくんを誘ってドライブにでかけたら、道ばたでさんちゃんや、ななちゃんが、おじぎをするではありませんか! ゼロくんがみんなに一目おかれ、人気者になったわけは? 発想の転換のおもしろさを伝える絵本。」
    編集部だより 絵本
    https://www.iwanami.co.jp/hensyu/jidou/j1309/115402.html

  • 数字の中で一番小さくて何の役にも立たないゼロくん。
    自分まで小さく見られたら嫌だからと誰も遊んでくれない。
    ゼロくんほどではないけれど、いちくんも小さくてみんなからのけ者にされていた。
    ある日、ゼロくんはいちくんを誘ってドライブに出掛けた。
    すると、車を見た数字たちが次々と頭を下げていく。
    大きなななちゃんまでも。
    実は、ゼロくんが運転席に、いちくんが助手席に座っていたために数字の中では一番強い10に見えたのだった。
    それからというものゼロくんはみんなの人気者になって、誰もが隣を歩きたがるようになる。
    ただし、ゼロくんの右側を歩きたがり、ゼロくんが左手で手を繋ごうとするとみんな逃げて行ってしまうのだけれど。
    みんな仲よくくっついて3桁の数字になったり。

    発想の転換、めでたしめでたしなのだろうけれど、みんなのみんなの変わりようが現金であまりいい気持ちはしない。
    嬉しいような嬉しくないような。

  • う~。たまらんかわいい。

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著者プロフィール

1920年生まれ、1980年没。イタリアの作家、詩人、教育者。1970年、国際アンデルセン賞を受賞。20世紀イタリアで最も重要な児童文学者、国民的作家とされている。『チポリーノの冒険』『青(あお)矢号(やごう) おもちゃの夜行列車』『空にうかんだ大きなケーキ』『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』『猫とともに去りぬ』『ランベルト男爵は二度生きる サン・ジュリオ島の奇想天外な物語』『パパの電話を待ちながら』『緑の髪のパオリーノ』『クジオのさかな会計士』などがある。

「2022年 『うそつき王国とジェルソミーノ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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