けんかのたね

  • 岩波書店
3.77
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本棚登録 : 520
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001160338

作品紹介・あらすじ

ある日の夕方、家の中は大さわぎ。いぬは、ねこをおいまわし、4人きょうだいは大げんか。わけをきいても、口ぐちに、自分のせいじゃない!というばかり。いったい、なにがあったの? 仲なおりできるの⁈ いいわけをする子どもたちと、いいわけのできないいぬとねこ、そして、いいわけをしなかったねずみの、たのしい絵童話。

感想・レビュー・書評

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  • 読書感想文コンクール課題図書 低学年の部
    https://www.dokusyokansoubun.jp/books.html
    お父さんが家に帰ると家中大混乱!
    犬のボンゾーは猫のプッスを追い詰め、四人の子どもたちはもみくちゃの大喧嘩で、お母さんが止める声も届きません。
    「おいおい、おまえたち一体どうしたんだ」
     「だって弟が!」
     「ちがうよ、妹が!」
     「私じゃないわ、妹よ!」
     「ひどい!ボンゾーとプッスが悪いのよ!」

    …なんとか騒動の元をまとめてみると、どうやらプッスが一番下の妹を引っ掻いたのが原因のようです。
    自分のせいにされた猫のプッスは気が収まりません!ネズミを捕まえて「ちょっと!わたしが子供を引っ掻いたのは、ネズミのあんたを見つけたからよ!だからこの騒動の原因はあんたなの!さあ、観念しなさい!」
    しかし捕まったネズミは冷静に言います。「はい、どんな出来事も始まりがあり、誰かがその哀しみを終わらせなければいけません。さあ、私が襲われることで終わりにさせましょう」
    「…ちょっとまってよ、それじゃちっぽけなあんたが英雄になるじゃない!」

    ネズミを離したプッセはボンゾーに謝りに行き、そしてプッセとボンゾーは一緒に子供たちに謝りに行きます。
    子供たちも反省します。「元はと言えば、私がプッセを脅かしちゃったの」「小さなことであんなに怒ったぼくがいけないんだ」

     「ごめんなさい」

    さあ、これで大きな揉め事は小さな原因ごとに解決しました。これでみんなの嫌な気分もすっかり晴れましたね!

    …でもね、いちばんホッとしたのはネズミなんですよ、ほら、ネズミのお家を見てみましょう。

    • おびのりさん
      こんにちは。
      そして、暑中お見舞い申し上げます。

      ふふ。実は、孫娘が今年小学生1年生。離れたところで生活してますが、読書感想文だけ手伝って...
      こんにちは。
      そして、暑中お見舞い申し上げます。

      ふふ。実は、孫娘が今年小学生1年生。離れたところで生活してますが、読書感想文だけ手伝ってみようかなっと。そして、課題図書といえば!
      1年生課題図書レビューを再読させていただき、こちらの「けんかのたね」を勧めようと思います。
      ありがとうございます。
      2023/07/23
    • 淳水堂さん
      おびのりさん

      暑中御見舞い申し上げます。

      そして、嬉しいコメントありがとうございます!
      お役に立てたなら嬉しいです(*^^*)...
      おびのりさん

      暑中御見舞い申し上げます。

      そして、嬉しいコメントありがとうございます!
      お役に立てたなら嬉しいです(*^^*)

      私は自分自身が読書感想文苦手でした^^;
      お手伝い素敵です。

      2023/07/23
  • 2023年の課題図書。

    子どもがちょっと笑っちゃうよ、
    と言いながらお勧めしてくれたとおりで
    絵本からの移行にちょうど良い文量で楽しめる♪

  • 23年低学年課題図書

    連鎖で小さなことが大きくなって大騒ぎになってしまった話。人のせいにするのではなくて自分のしたことを客観的に見ることが大切。
    ねずみさん…。笑

  • つかれきったお父さんが帰ってくると、4人の子どもたちが大ゲンカ、ペットのイヌとネコも
    大騒ぎ

    理由を聞いていくと?
    ぼくのせいじゃない!

    「でも、だれかがこのかなしみをおわらせなければならないのです。だったらわたしでおわりにしてください。わたしはとるにたらない、ただのちっぽけなねずみなのですから」

    ○ユーモアのあるあたたかなケンカのおはなし
    ○ちっぽけなわたしでも何かできるかな?

  • 2023年読書感想文コンクール課題図書
    低学年の部!

    とても可愛くてわかりやすい幼年童話でとてもよかった!面白いしイラストも可愛い。オチもわかりやすい。教訓めいた部分も、まあわかりやすいので感想文も書きやすそう。
    感想文期間が終わってもおすすめしやすい良い本でした。

  • 喧嘩の連鎖が起こってしまった…
    結局悪いのは誰だろう?ということで、喧嘩のおさめ方はなかなか教訓めいたお話だった。
    最後のねずみのオチはユニーク。

  • お父さんがくたくたになって帰ってくると、家では子どもたちがけんかの真っ最中。その原因をたどっていくと…

    原因はささいなことでも、あやまることってなかなかできない。

    よくきょうだいげんかをして親に叱られている子におすすめ。

    私としては、ねずみに同情します。

  • 一年生の妹の課題図書だったから、いっしょに読んだ。一年生なのに沢山文章が書かれていてすごいなぁと思った。
    この本は、物語の構想が面白いと思った。全ての話がつながっているから、すごく長い物語のような感覚で読めた。

  • R5読書感想文課題図書・低学年
    わたしはわるくない!だってフランクが、きゅうになぐってきたんだもん。だからかみのけをつかんじゃったの。だってぼくのふねのもけいにしりもちついたからドラをなぐったんだ。でも、エミリーがドラにえのぐをなげつけたからドラはしりもちをついたんだよね?いったいだれがげんいんなの?なかなおりできるかな?おはなしのさいごがおもしろいよ。
    物語が反転していくのがとっても面白い本でした。最後のエピソードが最初に戻ってクスリと笑えます。大野八生さんの挿絵も良かったです。

  • むかしばなしのような雰囲気
    4人の子どもと犬と猫
    誰が悪い、悪くない
    連鎖でケンカしておおさわぎ!!
    母目線で読むから疲れた(笑)

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著者プロフィール

ラッセル・ホーバン

「1966年 『おやすみなさい フランシス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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