ブルーカーボンとは何か 温暖化を防ぐ「海の森」 (岩波ブックレット 1067)
- 岩波書店 (2022年9月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002710679
作品紹介・あらすじ
気候危機と海洋環境の危機、私たち人類が直面するこの二つの大きな危機の進行に歯止めをかける切り札として、世界的に熱い注目が集まるブルーカーボン。藻場などの「海の森」は陸上生態系の最大一〇倍ものCO2を吸収・貯留する。そのしくみや可能性、海の豊かさを守り育てることの大切さとその身近な取り組みなどを徹底解説。
感想・レビュー・書評
-
気候変動。脱炭素、のことが全くわからない人には少し難しいけど、環境について学んでいる、仕事で関わっている人が最初に読むにはとても良い本です。官公庁の資料と学術誌くらいしかない中で最低限の前提を理解するのにとても適しています。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブルーカーボンとは何か: 温暖化を防ぐ「海の森」。枝廣 淳子先生の著書。気候危機と海洋環境の危機。温暖化問題と環境破壊問題。気候危機と海洋環境の危機、温暖化問題と環境破壊問題を解決するにはブルーカーボンが必要。ブルーカーボンを通じて気候危機と海洋環境の危機、温暖化問題と環境破壊問題を解決することが人類の未来につながる。
-
ブルーカーボンとは「海洋生物によって隔離あるいは貯留された炭素」と一般的には定義されている。ブルーカーボン生態系の1ヘクタール(10000㎡)当たりの土壌炭素貯留量は、陸上生態系の最大10倍と言われる。しかも100年、1000年といった長期の単位で貯留でき、山火事や土砂崩れ、不適切な伐採にあうといったリスクがほとんどない。周囲を海に囲まれた日本ではあるが、いまだブルーカーボンに関する認識はあまりにも低いと言わざるを得ない。そうしたブルーカーボンがさらに有効な環境政策として広がっていくことを願ってこの書は生れたといえる。
-
【請求記号:519 エ】
-
519.4||Ed
-
【新着図書紹介】海の森で地球温暖化を防ぐ;
-
開発目標14:海の豊かさを守ろう
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50297873 -
ブルーカーボンについてかなり理解できた。自分が暮らしている街のゼロカーボンの取り組みを調べたら、ブルーカーボンについて何も触れてなかった。海のある街なのに。